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9月6日(ブルームバーグ):トヨタ自動車と中国の広州汽車集団は、 38億元(約508億円)を投じ中国南部の広州で乗用車の新工場を建設する。ホンダなどのライバル企業に後れを取っている同国市場で生産能力を引き上げるのが狙い。
トヨタと広州汽車がファックスで6日配布した資料によれば、新工場で生産するのは乗用車カムリで、生産能力は年産10万台。2006年央から生産・販売を開始する。
トヨタは現在、中国乗用車市場でのシェアを現行の3%から2010年までに10%に引き上げるため、生産能力増強や新車種導入を進めている。すでに広州汽車と提携しているホンダは、現在4車種を中国で生産しており、今年中に5車種目の生産に入る。トヨタはすでに天津一汽夏利汽車と中国で自動車を生産しており、年間生産能力は37万5000台。
三井住友アセットマネジメントの長篤ファンドマネジャーは、トヨタの新しい中国工場がようやく実現しつつあり、中国事業はトヨタが真の世界の自動車メーカーとなり、世界最大の自動車メーカーとなるための一助となるだろう述べている。東京在勤の長氏は1100億ドル(約1兆2100億円)相当の資産運用に携わっている。
トヨタの白水宏典副社長は、需要に応じて新工場の生産能力を年産25 万台まで引き上げる可能性のあることを明らかにした。ただ、生産能力拡大の時期については言及しなかった。新工場稼働に伴い、トヨタは日本から中国へのカムリ輸出は中止する。
国泰君安証券のアナリスト(北京在勤)、張欣氏は「トヨタは中国では依然2番手グループの自動車メーカーだ。新たな合弁事業は、上位メーカーとの差を縮めるのに役立つだろう」と指摘。「他社すべてが価格を引き下げているため、カムリを投入しても1年前ほどの貢献度は期待できない可能性がある」と語った。
中国自動車製造業者協会(CAAM)によると、7月の中国の乗用車生産台数は前年同月比0.1%減の17万1900台。一方、販売台数は同3.7%増の17万台だった。昨年1年間の乗用車販売台数は同76%増の197万台だった。
トヨタは発表資料で、「中国最大の自動車市場である広東省での生産・販売拠点の設立は、中国市場での事業拡大に不可欠」としている。
原題:Toyota, Partner to Invest $461 Mln in China Venture (Update2) (抜粋) {NXTW NSN I3LNU20UQVI9 http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=aDeB5JAcshVs&refer=jp_japan
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:
東京 柴田広基 Hiroki Shibata hshibata@bloomberg.net Editor:Okubo
笠原文彦 Fumihiko Kasahara fkasahara@bloomberg.net
記事に関する記者への問い合わせ先:
北京 Tian Ying ytian@bloomberg.net
記事に関するエディターへの問い合わせ先:
Sue Hill shill6@bloomberg.net
更新日時 : 2004/09/06 13:40 JST