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UFJ増資、6000億円超で最終調整
UFJホールディングス(HD)が、9月末までに行う予定の増資の規模を、6000億円超とする方向で最終調整に入ったことが、28日明らかになった。
UFJHDとの経営統合で基本合意している三菱東京フィナンシャル・グループ(FG)が優先株の形で単独で引き受ける方向だ。9月上旬に発表する。
UFJHDは、不良債権処理を加速する結果、2004年9月中間連結決算で税引き後利益が赤字に転落する見通しで、増資によって財務基盤を強化する。資本増強により、UFJHD傘下のUFJ銀行は、9月末時点の自己資本比率について、海外業務を行う銀行に義務づけられた8%を上回る9%程度の水準を確保し、今年度中の不良債権比率の半減目標の達成を目指す。三菱東京FGは8月11日、UFJHDに対し、5000億円以上、最大7000億円の出資に応じると発表していた。2005年10月1日までに両グループの持ち株会社と傘下の銀行、信託、証券をそれぞれ統合させる計画だ。
(読売新聞) - 8月29日10時52分更新