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8月27日(ブルームバーグ):細田博之官房長官は27日午後の定例記者会見で、東シナ海の日中中間線付近の中国側海域で中国が開始した天然ガスの探鉱開発に関連し、中国側から共同開発の提案があったことを明らかにした。そのうえで、中国側の提案を受け入れるかどうかについて「もうちょっと両国間で地域とか開発内容を協議していく必要がある」と述べ、中国側の情報提供などを待って対応する方針を示した。
細田長官は、中国側の提案内容について、「今(天然ガスの探鉱開発を)やっているところはどうも自分のところでやりたいという節がある。そして共同開発はこれから探そうという主張に感じられる」と説明し、中国側が現在の開発は単独で行う姿勢を示していることを明らかにした。
そのうえで、中国側の提案を受け入れるかどうかについて、「(中国側が)排他的経済水域の境界線だから一緒に共同開発しようと言っているとすれば1つの考え方だが、どうもそれだけではなく、(中間線から)日本側に入ったところも含めてという主張のようだ。日本の排他的水域のものをやろうというなら、日本側の資源だから今後考えていくべきことだ」と語り、引き続き情報収集を進める意向を示した。
一方、細田長官は、中国側がガス田と陸地をつなぐ海底パイプラインの敷設工事を開始したとの報道については、「現在、中国政府に対して事実関係の照会を行っている」と言明。そのうえで、敷設工事開始が事実だった場合の対応について「あらためて重大な懸念を表明せざるを得ない。先方にはその旨を伝えてある」と語った。
細田長官は、中国が進めている探鉱開発について、「地下資源が日本側の排他的経済水域にかかっている可能性がかなり高いから、無視できないほどその影響は大きい」と指摘。ただ「これまでも資料提供を求めているが、まだ先方から返事がない」と苦言を呈した。
共同通信によると、中国南京市の夕刊紙、揚子晩報(電子版)は26日、中国側がガス田と陸地をつなぐ長さ470キロの海底パイプラインの敷設工事を始めたと報道。それによると、開発は4つのガス田で構成され、総面積は2万2000平方キロメートル。来年5月に第1期工事が完成する見通しで、パイプラインを通じて年間25 億立方メートルの天然ガスを浙江省と上海市に供給するという。
記事に関する記者への問い合わせ先:
東京 山村敬一 Keiichi Yamamura kyamamura@bloomberg.net
東京 沖本健四郎 Kenshiro Okimoto kokimoto@bloomberg.net
Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net
更新日時 : 2004/08/27 17:57 JST
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=90003011&sid=aZas2M14Q4rI&refer=jp_asia