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【ジャカルタ=黒瀬悦成】インドネシアのメガワティ大統領は16日、2005年予算案を発表する国会演説の中で、1997年のアジア通貨危機を受けて国際通貨基金(IMF)が2003年末まで同国に対し実施した支援プログラムに言及し、「誤った政策だったため、我が国の金融システムをほぼ完全崩壊させた」と激しく批判した。
インドネシアは2000年2月から、IMFから総額約50億ドルの融資を受けてきた。しかし大統領は、「同様に通貨危機の影響を受けた(東南アジアの)他国が経済再建を果たしているのに、我が国はIMFのせいで復興が遅れた」と主張、「今度はIMFが我々の言うことを聞く番だ」として、IMFに対し債務返済の繰り延べを要求した。
メガワティ大統領は、外国投資の誘致失敗など経済政策を巡る手腕を疑問視され、9月20日の大統領選で続投が微妙な情勢となっている。このため、この日の演説は、経済低迷の責任をIMFに転嫁し、有権者の批判回避を狙ったとの見方が強い。
(2004/8/17/00:26 読売新聞 無断転載禁止)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040816id23.htm