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本来、小生は日本に「構造改革」は必要だと思っている。
いや強烈な「構造改革」論者だと思ってくれてよい。
GDPが世界第二位だといいながら、
多くの国民がその豊かさを実感できていないのは
やはり、その資源配分が歪んでいるからだろう。
地方に行けば、どこに行っても車の通らない立派な道路、
どんな企業の本社より立派な市町村役場、
地元のカラオケ大会くらいしか使わない立派な公民館、
民間のホテルより立派で民業圧迫になっている公共の宿、
そんなものであふれている。
誰だって「なんかおかしい」と思うだろう。
当初、小泉が「構造改革」と言った時、
そういった「構造」に切り込んでくれるんだろうと思った。
特に小泉は「郵政民営化」を言いつづけてきた人だ。
おかしな特殊法人等へ金を流す財投の大元である郵政の資金を、
民営化によって市場原理の中に戻すことができれば、
上記のようなおかしな金の使い方が抜本的に変わるだろうと
正直、大きな期待を持ったものだ。
あれから3年以上が過ぎ、小生の期待は100%裏切られた。
小泉が「改革」と称してやっているのは、
真面目な民間企業をイビリ殺しているだけだ。
どうしてこうなってしまったのだろうか。
いわゆる「抵抗勢力」と呼ばれる人達がいる。
いまだに「公共事業を増やせ」、「郵政国営維持だ」などと言っている。
小生は彼らの言うことには全く賛成できないが、
ある意味国民の支持も集まっていないから害が無いとも言える。
最大のA級戦犯は「構造改革」を支持する振りをしつつ、
「構造改革」を変質させることに必死になっていた連中だ。
例えばコイツ。
>構造改革の「一丁目一番地」は何といっても
>不良債権処理とそれを通じた企業・産業の再生である。
http://www.nikkei.co.jp/money1/frontrunner/20011211c44cb001_11.html
不良債権などデフレ不況の帰結でしかなく、
不良債権処理をやればやるほどデフレ不況が深刻化するのだから、
構造改革を不良債権処理にすりかえた時点でその失敗は確定する。
また、「改革」によってデフレ不況が深刻化すれば
「改革」への熱気自体も雲散霧消すだろう。
いわゆる「抵抗勢力」のように正面から反対するより、
「改革潰し」の手法としては一枚も二枚も上手だ。
結局、そういう類の「真の抵抗勢力」に
コロリとやられてしまったのが日本の現状だ。
もう一度、なにを「改革」すべきなのか良く考えて欲しい。
決して「改革」自体が不要な訳ではなくて、
「改革」がすりかえられてしまったことが問題なのだから。
ちなみに、奴は日銀出身らしい。
例のインチキコンサルにしても、R大教授にしても、
日銀OBってなんでこうおかしなのが多いんだろうね。
なんか水でも悪いのかねえ...
http://blog.melma.com/00099352/20040815232326