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(回答先: 上半期の米貿易赤字、過去最大の2877億ドル超 [読売新聞] 投稿者 あっしら 日時 2004 年 8 月 14 日 02:07:14)
2004年 08月 14日 土曜日 00:33 JST
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[ニューヨーク 13日 ロイター] 13日の米貿易収支に関する市場関係者のコメントは次の通り。
米商務省が発表した6月の貿易赤字は558億2000万ドルと、前月の468億8000万ドル(改定値)から拡大し、過去最高となった。
米労働省が発表した7月の卸売物価指数(PPI、季節調整済み)は前月比0.1%上昇した。
※統計の詳細については、[nTK2210831][nTK2210832]をダブルクリックしてご覧下さい。
以下は市場関係者のコメント。
◎キース・ヘンブレ氏(USバンコープ・アセット・マネージメントのチーフエコノミスト):貿易赤字の拡大は、大半が輸出の落ち込みによるもの。輸入増加は在庫の積み増しと関係している。航空機の輸入が大幅に増加した。前月比でかなり大幅に増加している。これが全体の数字を跳ねさせる傾向にある。
今回の貿易赤字は、市場予想より確かに大きかった。今後について見れば、これ以上赤字幅は広がらないとの見方もできる。海外の景気拡大とともに輸出が伸びていることに目を向けるべきだ。過去数年間は、輸出が弱いために貿易赤字が膨らむとされてきた。
卸売物価指数は、明らかにインフレが引き続き抑制されていることを示す、良い数字だ。
◎ケビン・ローガン氏(ドレスナー・クラインウォート・ワッサースタインのエコノミスト):通常の数字ではない。1カ月でこれほどの振れは見たことがない。大半が資本財のようだが、確かではない。技術財ということもあり得る。
これほど巨額の赤字がありながら、ドルがどうやって、今年のように他通貨に対して上昇できるのか、どうやって価値を維持できるのか、再考させられる数字だった。おそらくドルに対して下振れ圧力がかかるだろう。
債券市場では、景気減速を連想するだろう。利回りは(一時)低下するかもしれないが、弱いドルは輸入インフレにつながり、利回りは上昇することになる。債券市場は何を材料にすべきか分からず、貿易赤字に対してどう反応するかは、はっきりしない。
◎ビル・ホーンバーガー氏(AGエドワーズ・アンド・サンズの債券ストラテジスト):物価上昇が予想より低くなったという点で、債券にとって良いニュースだ。貿易赤字は若干懸念している。債券にとっては明るい日になる。
◎ジョン・ロンスキー氏(ムーディーズ・インベスターズ・サービスのチーフ・エコノミスト):ドルの圧迫要因になる。輸入急増と輸出急減が同時に起き、原油価格も上昇している。おそらく最も懸念すべきは、輸出の急激な落ち込みだ。第2・四半期の実質国内総生産(GDP)の下方修正を意味するものだ。
◎レベッカ・パターソン氏(JPモルガンの通貨ストラテジスト):2004年第2・四半期GDPの下方修正を示唆している。明らかにドルにとってマイナス材料。ドルは全面安となるだろう。米国の資金調達もより難しくなる。貿易統計があまりにも予想からかい離していたため、卸売物価指数(PPI)は影が薄くなった格好だ。
※原文参照番号[nN13312207]
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http://www.reuters.co.jp/financeNewsArticle.jhtml;jsessionid=T12G5RSZUTYDMCRBAE0CFEY?type=marketsNews&storyID=5971784