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★ 第三者割当の2千億円は実質的に意味があるが、三菱東京が負担する5千億円は、UFJがそのまま別の銀行として存続しているときに意味があるだけで、両行が合併したら同じ“財布”になるから無意味である。
第三者割当2千億円の“呼び水”だと考えれば意味はある(笑)
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8月12日(ブルームバーグ):三菱東京フィナンシャル・グループ、UFJホールディングス、東京三菱銀行、UFJ銀行は11日深夜、UFJグループの資本増強で協力することに基本合意したと発表した。UFJ側が9月末までに最大7000億円の資本増強を実施し、この引き受けに三菱東京側が協力する。金額や時期の面で、三井住友フィナンシャルグループのUFJ統合提案に対抗するものとなった。
三菱東京FGの前社長で、東京三菱銀行の三木繁光会長は11日深夜、都内の自宅前で一部記者団に対し、UFJ資本増強への協力について「UFJの不良債権処理に必要な資金について入れるということ」と述べた。また、経営統合の基本合意については「できるだけ早くしたい」と語った。経営統合の基本合意は、8月末までの予定を前倒し、12日中にも発表するとみられる。
発表によると、9月末までにUFJHDかUFJ銀が5000億円の資本増強を実施し、三菱東京FGか東京三菱銀がこれを引き受ける。また、両グループ協議のうえ、経営統合目的に照らして必要かつ適切な場合、9月末までにUFJHDかUFJ銀がさらに2000億円を上限に資本増強を実施し、三菱東京FGか東京三菱銀、または両社がUFJ同意の下で指定した者がこれを引き受ける。
この資本増強の協力は、7月16日に発表した両グループの経営統合に関する覚書の合意事項の1つで、8月11日の取締役会で承認した。また、この資本増強の協力は、経営統合の効果最大化を目指しているとしている。両グループでは、デューデリジェンス(資産査定)の結果を踏まえ、資本増強の詳細な条件を定めた契約を、できる限り早期に締結する。
両グループでは、東京高等裁判所が11日にUFJ信託銀行の譲渡で住友信託銀行以外の第3者と交渉を禁じた東京地裁の判断を覆し、UFJと三菱東京FGに信託部門を含む全面統合の交渉を認めたことを受け、全面統合に向けた作業を加速し始めたようだ。三木会長は、裁判結果について「信託も含めて一緒にできることになった。大変良かったと思っている」と述べた。
また、UFJに経営統合を提案している三井住友FGが11日、9月末までに5000億円超の増資を引き受ける方針や、年間2000億円のコスト削減効果を見込んだ統合計画案を公表した。三木会長は「先方さんは先方さんで、UFJグループとの信頼関係は変わらない」と強調した。UFJと三菱東京FGが基本合意した資本増強の協力は、その規模や時期の面で、この三井住友FG案を強く意識し、対抗したものといえそうだ。
記事に関する記者への問い合わせ先:
東京 平野 和 Kazu Hirano khirano1@bloomberg.net
東京 鈴木 偉知郎 Ichiro Suzuki isuzuki@bloomberg.net
記事に関するエディターへの問い合わせ先:
浅井 秀樹 Hideki Asai hasai@bloomberg.net
Bill Austin billaustin@bloomberg.net
更新日時 : 2004/08/12 01:30 JST
http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=aOMB.ecTpDhs&refer=jp_home