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【シカゴ=山下真一】経営不振の米デルタ航空が、燃料高と売り上げ低迷から今年1―6月に手持ちの現預金を7億4400万ドル取り崩したことが米証券取引委員会(SEC)への報告で明らかになった。今後、取り崩し額はさらに増える見通しで、同社は「コストを減らせない場合、破たんもありうる」としている。
報告によると6月末時点で現預金の残高は20億ドル。7―12月にも2億3000万ドルの債務支払いがあるうえ、原油高騰で燃料費は昨年より約7億ドル増える見通しで、現預金の一段の取り崩しは避けられそうにない。市場からの資金調達は難しく、コスト削減を加速させている。現在、パイロット組合と賃金引き下げ交渉しているが、会社の総額10億ドルの削減案に対し、組合は最大で7億500万ドルを譲らない構えで難航している。
米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは10日、デルタの債務格付けを、最下位から2番目の「Ca」に引き下げた。「近い将来の労組との妥結は期待できない」としている。 (10:28)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20040811AT2M1100N11082004.html