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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu76.htm
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ハゲタカ・JPモルガンが三菱自動車株66%を所有
特約付優先株による空売りで100%儲かる手法
2004年8月4日 水曜日
◆<三菱自株>安値更新、終値79円に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040803-00000073-mai-bus_all
3日の東京株式市場で、三菱自動車株が取引時間中に一時、前日終値比12円安の78円まで下落し、先月29日につけた上場来安値(90円)を3営業日ぶりに更新した。終値は同11円安の79円。7月の新車販売台数が3カ月連続で前年同月比5割超の落ち込みとなり、信頼回復のめどがたたないとして再び売り込まれた。(毎日新聞)
[8月3日19時7分更新]
◆意味のない空売り規制 7月29日 HiT株式教室
http://www.amy.hi-ho.ne.jp/family-mn/hit1.htm
相変わらず、三菱自動車の株価が冴えません。しかし、これは全体の下げや業績悪化だけで下げたわけではないというのが市場のもっぱらの見方です。JPモルガンが三菱自動車の株式を大量に保有していることが財務省への大量保有報告書で明らかになっています。ところが、66%も保有しながら、実質は5%以下しか持っていないというJPモルガンの説明は非常に分かり難いものです。
恐らく、売り方に借株として回したとしか考えられませんので、投機的に利用されているのでしょう。JPモルガンは借株を集めたことと前後して1260億円の優先株を引き受けています。これは8月10日から権利が発生し、株価が値下がりすればするほど多くの株式を安く手に入れることが出来る「下方修正条項付き」の優先株です。空売り後に安い転換価格で大量に株券を手に入れることが出来れば借株を安く返済することも可能でしょう。
株価を下げさせない為の「空売り規制」は弊害の多いものですが、この規制にも売り手にとって抜け道があります。つまり、アップ・ティック・ルールですから直前に誰かが1円でも安く売ってくれればその1円上で売りを大量に出せば売り崩さなくても株価は上がり様がないということです。三菱自動車の6割も借株を持っていれば個人が7千万株を超える信用買いを持ってしても勝ち目はほとんどないでしょう。
しかも、100円割れは年金運用から外されるルールがあり、売りが加速した可能性もあります。最後は、追証がかかって投げたところで買い戻しても良いわけですし、優先株を転換して株券を返すことも出来ます。三菱自動車の経営陣はこのような既存株主に不利となる可能性の高い「実質的な有利発行」をしなければ資金が調達できないところまで追い詰められていたと言えそうですが、一般の投資家を結果的に裏切ったことになり、欠陥隠しだけでなく増資方法について企業モラルが低いと言われても仕方ないでしょう。
◆JPモルガン、三菱自動車66%保有 是金レポート 7月29日
http://www.irnet.co.jp/korekin/2004/k20040729.html
7<>/29の日経新聞にもあったが昨日の5%ルールに”JPモルガンが三菱自動車株を66%保有”していることがわかった。
詳細は
JPモルガンセキュリティーズ・アジア・プライベート・・・31.03%
JPモルガンセキュリティーズ(LDN)・・32.75%
JPモルガンチェースバンク・・・2.25%
JPモルガンホワイトフライヤーズ・・0.04%だ。
記事にもあるが貸し株はグループをいくつか経由してヘッジファンドなどにわたった場合、何倍にも増幅されて数字が出てくる。故に実際の株数は説明どおりの”5%未満”に間違いはないものと思われる。
この話は7/16のスクランブルにも出ていた。優先株には下方修正条項が付いているので8月10日からの普通株の転換可能日が迫るまでに空売りが入って下落する。
「空売りを仕掛けて株価を押し下げ、そこで優先株を現物株に転換、現物株を現渡しして売りポジションを解消すれば、無事利食い完了。」となる。ってことも考えられる。
ここまで来ると昔アメリカでネットやドットコム企業を崩壊させた”フロアレス/フローティング・コンバーティブル・ローン(資金の借り手の株式に転換できる貸し出し)”を思い出す。別名”デス・スパイラル・ローン、死の螺旋を呼ぶ貸し出し”と言われるものだ。
今回の貸し手はフェニックスキャピタルと見られると書かれていた。フェニックスの安藤氏は7/16のBLOOMBRGの記事によれば「ヘッジファンドからの売り圧力が株価を押し下げている。」と述べている。が・・・仮に貸し手がフェニックスだとすればそれを承知で株券を貸していたのであろうか?それとも日経の記事が憶測で実際にフェニックスは株券を貸していなかったのであろうか?
いずれにしてもJPモルガンの三菱自動車保有比率66%は「空売りのための貸し株」である可能性が高いと思われる。
あくまで可能性の話だが、下がれば下がるほど売れる株数は増えるから30円まで下げれるのであれば30円まで下げて現渡しすれば一番儲かる。まさかそんなことをやっているとは思わないが、可能性を考えると一般の投資家はやはり不安を感じるのではなかろうか?
◆パジェロは燃えているか 地下生活者の手記 7月19日
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/9652/geodiary.html
バジェロといえば三菱自動車。
ま、俺の尊敬する人物の一人が元三菱自動車の社員だからこの会社についてはあまり騒ぐつもりはないですが。
三菱自動車は先日財務体制を立て直すために大規模な増資を行いました。三菱グループを始めフェニックス、JPモルガン等から資金調達をしました。
JPモルガンは優先株による増資引き受けを行いました。実はこの増資が大変恐ろしいものです。これはMSCBといって、転換価格の制限が無い優先株。転換価格が下がれば下がるほど、転換できる株式の量は増えていきます。すなわち、片っ端から市場で売り浴びせ、株価を壊滅的に下げておいてから、転換の権利行使をすれば簡単にその会社を乗っ取ることができてしまいます。その間、三菱自動車の株価は大暴落し、株主は全員樹海行きになってしまいます。
いつも外資のハゲタカファンドの手口は日本企業を食い物にしてきました。振り返れば俺の株式投資は外資のハゲタカファンドから日本を守る戦いだったかもしれない・・・。
「私はこの目で何千、何万というファーストクレジット、プライムシステム、三菱自動車のアホルダーの死体が散らばっているのを見た。
彼らは外資のハゲタカどもによって殺されたのだ。
アホルダーたちの涙が私のなかで煮えくり返った。
殺人鬼JPモルガンとその一味には、この涙を奴等の狼の血で償ってもらおう!
憎しみに燃えた復讐者は、容赦しない・・・」
外資占領下の三菱自動車・パルチザンの散文詩より
(私のコメント)
株主の権利を侵害したとんでもない証券行政が行われている。三菱自動車株が安いからと飛びついて買ってはならない。三菱自動車はハゲタカ外資の魔の手のかかって全身に毒が回り始めているのだ。名門の三菱自動車がどうしてMSCBまがいのとんでもない優先株をJPモルガンに売ってしまったのでしょうか。それだけ資金調達が大変だったということなのでしょう。
三菱自動車の株7000万株を信用で買っている個人投資家は樹海行きになる。現物で持っている既存の株主も、その資産価値を限りなくゼロに近いレベルに叩き落されるだろう。このような悪名高いMSCBまがいの優先株に手を出した三菱自動車はすくわれないだろう。それほど現在の経営陣は腐りきっているのだ。またそのような転換社債の発行を認める証券行政も腐りきっている。
しかしこのような恐ろしい優先株に手を出した実体を一般の株主は金融専門紙を見なければ知る事が出来ない。だから株式投資というのは儲けようと思ったらペテン師を騙して金を巻き上げる自信が無ければ手を出してはいけない。日経金融新聞には次のように警告している。
◆「下方修正優先株」売り誘う(スクランブル)2004/07/16, 日経金融新聞
http://www.wnll.net/wn912f/912fu/mhoshina.html
十五日の株式市場では三菱自動車株が商いを伴って急落した。売買高(六千七百五十万株)、前日比下落率(一四・四%)ともに東証第一部でトップとなり、市場の話題をさらった。経営再建に向けて総額二千億円を超える優先株などの払い込みがこの日完了したことを考慮すると株価の動きはちぐはぐだ。だが、実はこの優先株にこそ株価急落の「必然」とも言える理由が潜んでいる。
市場の関心を集めているのは、JPモルガンが引き受けた総額千二百六十億円の第一回から第三回B種優先株。この優先株の特徴のひとつは払込日から一カ月もたたない八月十日から普通株への転換が可能になることだ。もうひとつの特徴は今後の株価変動に応じて転換価格の下方修正が許されていることだ。転換価格は最低三十円まで引き下げられる余地がある。
このため株価の下落局面でも、転換価格の下方修正に伴って入手できる普通株の数量が増加するため、優先株の価値は低下しにくい。一方、転換価格がいったん決定された後なら、株価上昇は素直に優先株の価値の上昇に結びつく。下方修正条項付きの優先株は、いわばコールオプションを買った場合と似たような損益特性を持つわけだ。
ただ、それでは株価が上昇しないと利益をあげられなくなる。そのため、「下方修正条項付き優先株を手に入れたら、現物株の売りポジションを組み合わせて、株価下落局面でも空売り益が出るようにするのが定石」(BNPパリバ証券株式クライアント・コンサルティング部の栗田昌孝部長)。株価上昇時の損失が、優先株の値上がり益を超えないように、売り持ち高の量は随時調整する。
もっと荒っぽいやり方もある。「空売りを仕掛けて株価を押し下げ、そこで優先株を現物株に転換。現物株を現渡しして売りポジションを解消すれば、売りコストと転換価格の差額分だけ利益を得ることができる」(金融商品に詳しいフィナンシャルプランナー)。こういう手法は一部のヘッジファンドなどによくみられるという。
単に、手に入れられる現物株の数量は多い方がいい、という考え方もある。将来の株価上昇時に得られる値上がり益が増大するためだが、そのためにはやはり、「空売りなどを利用して事前に株価を押さえ、転換価格を引き下げる必要がある」(欧州系証券のアナリスト)。
手法の違いはあれ、転換価格の下方修正条項付き優先株の発行は、「仕掛け的な売りを呼び寄せる」というのが市場の常識となっている。仮にそうした売りがないとしても、優先株の転換が発行済み株式数を増やし、一株当たりの価値の希薄化を招いてしまう。いずれにしろ株価には下方圧力が避けられないのだ。
実はこうしたタイプの証券による資金調達はそれほど珍しいものではない。だが、新規の株主には大いに「うまみ」がある一方で、既存株主の利益に反するだけに、「(下方修正条項付き優先株は)経営状態が極めて悪化している企業が発行するのが普通」(外資系証券)。過去を振り返ると、似たような資金調達手法を連発し、最終的には経営破たんした企業も少なくない。
それなのに、問題のB種優先株の内容を三菱自の株主が知ることは簡単ではない。同社のホームページには「B種優先株の詳細を説明した文書などは掲載されていない」(広報担当者)。一時は東証のホームページで詳しい文書を閲覧できたが、現在ではそれもできなくなっている。
この日の株価急落に関しては優先株発行にからむ売りではなく、「現物株の売りが多かった」(米系証券)との声も聞かれたが、東証が手口の公開を取りやめてしまった現在では、実態は一段と見えにくくなってしまった。いずれにしろ無理な資金調達をせざるを得なかった三菱自株の先行きに対する市場の視線は確実に厳しくなっている。
(山下茂行)
(私のコメント)
このようにネットで調べれば三菱自動車に手を出す事がいかに危険かわかるのですが、一般の新聞やテレビしか見ない投資家にはわからないことだ。慌てて買ってしまって後で気がついても遅い。このようにJPモルガンをはじめ外資系のハゲタカファンドは財務省と金融庁がグルになって日本企業を身ぐるみ剥いで、汚い手段で日本の財産を収奪してゆく。そのことをマスコミは一般国民に報じない。
小泉・竹中内閣と金融庁とハゲタカ外資とマスコミはグルになって日本を食い物にしている。構造改革の実態とはこのようなものであり、郵政の民営化といってもその実態はハゲタカ外資に郵便事業や郵貯を売りつけようとするのが実態だ。ところが郵政の民営化に反対すると抵抗勢力だとマスコミから攻撃されて選挙で落とされる。
一般国民はテレビで評論家の先生が言うことを丸ごと信じてしまって、ハゲタカ外資がどんな悪どい手段で日本の財産を収奪しているかを知らない。マスコミが報じないからだ。もちろん専門紙などで調べればわかりますが、それは専門家しかわからない。私がネットで外資系証券がインサイダーやデリバティブなど詐欺的商品でやりたい放題の事を告発していますが、ネットはマイナーなメディアで影響力は全くない。