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英国の経済誌「エコノミスト」の10月2日最新号に掲載された長編の調査報告は、中国経済の急速な発展が世界経済に巨大で積極的な影響を与えており、中国メーカーの生み出す富が世界経済の繁栄をけん引しているとの見方を示した。同報告の主な内容は次の通り。
中国経済の力強い成長が、ニューエコノミーバブル崩壊後の経済の衰退から世界を救った。中国経済の発展は、世界の経済繁栄を推進する主要な原動力であり、世界経済に対する影響はこれまでのどの新興経済主体よりもはるかに大きい。
改革開放以来、中国経済の成長速度は米国の3倍となり、中国経済の見通しは長期的に明るい。現在、中国の国内総生産(GDP)は世界のGDPの13%を占め、今年末には、米国、ドイツに次ぐ世界3位の輸出大国に躍進することが予想される。同時に、中国は巨大な新興市場でもあり、過去3年間で、中国の輸入量は世界の輸入総量の3分の1を占めた。
西側諸国の一部は、中国が世界の経済大国になることに対して危惧の念を抱くが、中国経済の飛躍的な成長や土地の広さ、資源の豊かさ、経済開発などは、中国だけでなく世界に国々にも収入の増加をもたらし、世界経済の需要を拡大する。
米国や日本などは中国経済の繁栄から長らく利益を得てきた。米国は膨大な経常赤字の削減において、長らく中国からの支援を受けていたし、日本は中国への大量輸出により、最近ようやく経済が回復の兆しを見せ始めた。また中国と米国の経済繁栄は、両国にとってプラスであるだけでなく、世界経済にとってもプラスになる。(編集KS)
「人民網日本語版」2004年10月6日
http://j.peopledaily.com.cn/2004/10/06/jp20041006_44034.html