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10月4日(ブルームバーグ):ダウ工業株30種平均は今年に入って3回にわたり前回の高値を超えることができず、その度に1万ドル付近まで下落した。最近では先週、1万ドルを割り込んだ。運用担当者の間で過去3年間テクニカルアナリストの第一人者に選ばれている米シティグループのルイーズ・ヤマダ氏によると、このパターンはダウ平均が下落することを示唆している。
同氏はまた、出来高の減少と清涼飲料最大手、米コカ・コーラなど市場を先導する銘柄の下落も、相場下落の方向を示唆していると指摘する。同氏は4日までにニューヨークの自社オフィスで電話インタビューに応じ、「上昇相場を維持するために十分な取引がない」と語った。
ダウは今年、数回にわたり1万ドルを割り込んでいる。ヤマダ氏は、同指数は向こう10年間、この水準を大きく超えて上昇するのに苦戦するのではないかとみている。ダウは2月11日の1万737ドル70セント以来、徐々に高値を切り下げている。ヤマダ氏によると、このパターンは相場の弱さを示す兆候だ。年初来安値の9814ドル59セントを下回れば、9600ドルまで下落する可能性があるという。
同氏は、現在は2000年3月に始まった長期の弱気相場の途中だとみている。過去2年間の上昇は、弱気相場のなかでも1万や1000、100などの節目付近でよく見られる現象だという。同氏は、弱気相場の「長さは分からないが、過去には10年や15年続いたこもある」と述べた。
また、最新の上昇局面でのニューヨーク証券取引所(NYSE)の出来高は1日当たり平均11億株と、今年の平均を20%下回っているという。ヤマダ氏は「出来高は強気相場の武器だ」と話している。
ヤマダ氏はまた、ハイテクと製薬、消費関連株が見送られていることにも懸念を抱いている。ダウ構成銘柄のうち10銘柄はこれらの業種に属している。年初来下落率の上位4、5銘柄もこれらの業種だ。
今週発表される総合電機の米ゼネラル・エレクトリック(GE)やアルミニウムメーカー最大手の米アルコアの決算が、ダウ平均の動向を左右しそうだ。
ヤマダ氏によると、弱気相場でもダウが1万ドルを10−15%超えることはある。しかし同氏は、上昇後は下落に転じる可能性が高く、今回の上昇は既に十分長く続いていると指摘。「そろそろその時期だ」と述べた。
原題:Citigroup's Yamada, Top Technical Analyst, Sees Dow Falling(抜粋)
{NXTW NSN I51LXI1A74E9 Editors:Serafino, Wilson http://quote.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=adQvr4UF1a3I&refer=jp_top_world_news
翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:
東京 木下 晶代 Akiyo Kinoshita akinoshita2@bloomberg.net Editor: Kakuta
記事に関する記者への問い合わせ先:
ニューヨーク John Melloy jmelloy@bloomberg.net.
記事に関するエディターへの問い合わせ先:
Phil Serafino pserafino@bloomberg.net.
更新日時 : 2004/10/04 13:39 JST