［東京　３日　ロイター］　谷垣財務相は閣議後の会見で、郵政民営化で、郵便貯金・簡易保険の新旧勘定を一括管理する場合には、政府保証の実現を防ぐ仕組みが必要になる、との考えを示した。
　２日の経済財政諮問会議では郵政民営化の集中審議を行い、政府保証の有無で分ける新旧勘定を一括管理する案が示された。

　谷垣財務相は、「（政府）保証が発動しないようにした方が当然のことながらよい。新しい勘定は民間のルールに従ってやるが、古い勘定は実際に（政府保証を）発動させないための監督、あるいは仕組みがないと旧勘定の処理は困る」と述べ、政府保証の発動を現実に防ぐ仕組みが必要だ、との認識を示した。

　その上で、新旧勘定の切り離しが難しい場合、「新旧両勘定全体について適切な管理や監督、リスクを現実化させないための何らかの手法が必要だ」と語った。

http://www.reuters.co.jp/news_article.jhtml;jsessionid=0N1CSXG4JJFDYCRBAELCFFA?type=businessnews&StoryID=5852567

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