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2004年 10月 1日 金曜日 14:54 JST
[アービング(米テキサス州) 30日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のバイズ理事は、家計・企業部門はともに良好のようだと述べ、米景気について前向きな見方を示した。
バイズ理事はアービングの債券市場協会(BMA)の会合での講演原稿で、「金融環境が依然として景気支援的ななか、経済活動は年末まで堅調なペースで拡大を続けると予想している」と述べた。
ただし、、原油価格の高騰が続けば将来の成長に一定の影響を及ぼすことは認め、「もし原油価格の上昇が行き過ぎれば、個人消費が減速し、景気全般が減速する」と語った。
米メキシコ湾での石油生産を停止させた大型ハリケーンやナイジェリアの治安悪化による供給懸念で、米原油先物は28日に1バレル=50.47ドルの最高値を付けている。
理事はそれでも、第2・四半期の米国内総生産(GDP)伸び率が上方修正されたことを挙げ、「上方修正されたという事実は、(米経済が)持続可能な成長(局面)にある、とのわれわれの見方を支援するものだ」と述べ、FRBとしては、経済が一定のけん引力を取り戻した(has regained some traction)という見解に対する自信を強められた、との認識を示した。
米商務省が29日発表した2004年第2・四半期GDP伸び率確報値は年率換算で前期比3.3%で、改定値の2.8%から上方修正された。
金融政策については、景気拡大に伴い政策金利を引き上げる可能性があるが、慎重なペースで行う、との従来の姿勢を繰り返し、「米基調インフレは低水準にとどまると予想している。私見だが、FRBはこのような状況において、最大限の持続可能な経済成長に必要な条件である、物価安定へのコミットメントを維持しながら、景気支援的政策を慎重なペースで解除することが可能だと思う」と述べた。
家計部門に関しては「金銭的ストレスの部分」が散見されるが、「セクター全体としては良好な状態にあるようだ」と評価。
家計部門が、最近数年間で大量な債務を抱え込んでしまったことは認めたが、その債務の大部分は「住宅関連の借り入れの急増を反映している」とした。最近数年間に住宅ローンの借り換えが進んだこともあり、個人の平均借り入れ金利の低下で月々の住宅ローン返済額が減少している、と指摘した。
企業部門については、低金利、債務の再編、経費削減、生産性によって支援されている、とし、「金利の上昇が見込まれ、利益の伸びがやや鈍ったとしても、企業セクターの財務状況は引き続き強く、持続的拡大を支援できるはずだ」と述べた。
※原文参照番号[nN30711147]
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