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(回答先: 「小欲スローライフ派」が生きやすい世の中になればいいですね 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2004 年 12 月 02 日 20:17:29)
資本主義の問題はつねに利潤を積み上げていかなくてならないことだと思います。
利潤を今までより多く積み上げられなければ他に負けてしまう。
日本はこれまで経済成長が続いたので、お互いに拡大成長する幸せな時代が続いて
来ましたが、近年、労働人口が減り始め経済が低成長に入った途端に、お互いに
食い合うような事態になってしまいました。
一方、社会主義は産業を共有化して生産物を皆で分配するわけですから、このような
食い合いは避けられますが、利潤を求めないが故の停滞や、官僚による人為的な
分配による不公正などが横行してしまいました。
しかし、資本主義も社会主義もどちらもあって初めて健全な経済といえると思います。
では、どう両立するか?
新たな市場を創設して社会主義的市場経済を行い、従来の資本主義的市場経済との
両立を図る。(前者を福祉市場、後者を自由市場と便宜的に名付けます)
福祉市場では最初に収入の上限を決め、個人の能力に応じて働く時間を減らすことが
できるようにする。総収入を増やすのではなく時給を増やす方法で効率化を図る。
その上でそれ以上の収入が欲しい人は、自由市場で働いて調達する。
福祉市場では従来の通貨(円)とは別の新たな通貨(福祉通貨)を発行し、その中で
生活に必要不可欠な財やサービスを賄う、自給自足型の経済システムとする。
もっともそれだけでは生活の安定は保証されても豊かさは実現できないので
自由市場は不可価値の高い財やサービスを生産・消費することで経済を回していく。
そして全ての日本人が福祉通貨と円(自由通貨)の2つを使い分けることによって
生活の安定と経済の活力を両立させることができるのではないか?…と妄想してみるw