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(回答先: 少数派は不幸なのか? 投稿者 baka 日時 2004 年 12 月 06 日 08:27:59)
bakaさん、たびたびありがとうございます。以下のコメントについて答えさせていただきます。
bakaさん:「電池=蓄電装置(しかも高価・低効率)」には、異議があります。というのは、燃料電池=蓄電装置ではないと、bakaは理解しています。水素と酸素から電流を取り出すのが燃料電池ですので、水素と酸素からエネルギーを取り出す装置であると、理解しています。また、効率も内燃機関よりも高いと云われています。
燃料電池の運転に必要なエネルギーは、
1.水素製造プラント建設用エネルギー
2.水素製造プラントで使用される電力
3.水素を充填するエネルギー
4. 燃料電池の製作に要するエネルギー
5. 水素ステーションなどインフラ整備に必要なエネルギー
の総和になります。製作された燃料電池だけをみれば、おっしゃるように、水素と酸素
から電力エネルギーをとりだすとみなせます。しかしプロセス全体を見れば、2で水素をつくるために電力を使用していますから、水素という形で電気を蓄え、それをとりだしているにすぎません。蓄電装置とみなす所以です。しかも迂回に迂回を重ねるプロセスですから、必然的にエントロピーは増大し、最終効率は桁はずれに悪くなっているはずです。燃料電池自体の変換効率が多少よくても、1-5に要した化石燃料を、直接火力発電に用いた場合に比べて効率はどうか?答は自明に思えます。