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(回答先: 「軍隊を捨てた国」 投稿者 竹中半兵衛 日時 2004 年 10 月 18 日 12:06:38)
『アジア・アフリカ研究』2002年第2号Vol.42, No.1 (通巻364号)、
アジア・アフリカ研究所刊
アジア・アフリカ研究所所員 新藤通弘
1) 問題の所在
近年、コスタリカについて、さまざまな本が出版され、記事や報告書が多く書かれている[1]。さらに本年になって各地で映画「軍隊をすてた国」が上映され、コスタリカへの関心が一層高まっている。ほとんどは、コスタリカを「軍隊を捨てて、教育費に回した、民主的で平和・中立の国」として期待を込めて語っている[2]。
しかし、これらの人々が、たとえ善意から行っているとしても、その内容には、社会科学の立場からすれば、無視できない史実や現状についての美化、あるいは一面的な評価が、少なからず見られる[3]。本稿は、本格的なコスタリカ社会論ではないが、現在、上記の理解が日本各地で広がっていることを考慮して、共通して見られる一面的な評価と思われる事象について、不十分ながらも問題を提起するものである。なお、80年代の中米紛争におけるコスタリカの役割、アリアス・プランの果たした役割については、別稿を期したい[4]。
以下、URL参照願います。
http://www1.ocn.ne.jp/~mourima/sindou.html