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どうも、待っていても、民営化推進論(賛成論)者の意見が来ません。これは
1 「アホの相手をしても疲れるだけ、時間の無駄」と思っているか
2 Kの行動範囲には、賛成論者が少ないか
3 郵政民営化の内容が良く分からない
のだろうと思えます。
そこで、ネット検索で「賛成論」を拾ってきて論破する事にしました。反論は大歓迎です。
まずは「郵政民営化キャンペーン」
http://www.geocities.jp/tanaka_kunitaka/post/
ここでの主張は「構造改革の断行」「民間銀行の圧迫」「特定局長制度」が主なものです。
最初に特定局長制度問題から行きましょう、これは本当は考察しないのが正解なのです。理由はここは「改革しなければならない」からです。ただし、その改革は民営化論とは全くの別問題なのです。
これは一種の「偏見(レッテル貼り)攻撃」と同じとも言えるのですが、国営形態でも「改革出来るし、しなければいけない問題」なのです。「改革しなければならない点がある」のと「民営化しなければならない」のは別の問題です。
その点についてはこんな記事もあります。
http://gendai.net/contents.asp?c=031&id=15913
この記事をどうとらえるかは、重要なのですが、特定局長制度は郵政公社においても「改革」する問題点なのです。
ただし、それをやると「地方切り捨て」になるのです。
元々特定局は「お金に困っていた郵政省」が「地元の有力者」に郵便局を建ててもらったと云う「個人財産」なのです。
少しずつ国営化は進んでいますが、それでも相当数が「借り局舎」なのです。
そこで、コンビニと協力して「窓口を減らさず、特定局を減らそうとの動き」があるわけですが、地方の僻地ではコンビニ自体があるかも問題です。
とりあえず、これは「特定局は基本的に無くなる」事を示唆しています。つまりは、合理化の地域切り捨て構想になるでしょう。
次は「構造改革の断行」です。これは「財政投融資」の入り口を閉めると云う事です。
ここで問題になるのは「郵便貯金」があるから「赤字が膨らむ」のではないと云う点です。「赤字になる公共事業」をしなくては「経済対策」が出来ないから赤字になるのです。
郵貯と云う入り口を閉めても「赤字国債」が増えるだけです。これは、子供でも分かる事でしょう。事実として、財政投融資は郵政公社から財務省に行かなくなった分、郵政公社の「国債買い上げ」に変化しています。経路が変わっただけで、本質的には何も変わっていないのです。
もうひとつが、公務員の給与が税金負担になっている誤解です。郵政公社は「独立採算性」なので、公務員数を減らしても税金負担は減りません。ただ、現在の郵政公社には、税金の優遇措置がある事は事実です。しかし、旧国鉄の赤字分などは国鉄清算事業団に負担金として郵政省が負担したりしています。
http://www.21ppi.org/japanese/message/200403/040315.html
上記、HPを読むと分かると思うが、郵政の資金は「最後の一般会計資金」として非常繰り入れされる事もあり、公益性、地域性などを総合的に判断したならば、税金の優遇措置は許される範囲だとKは思います。
構造改革で税金投入が減るならば、考慮が必要でしょうが、郵政会社が儲かるならば、民間企業が多少は倒産するでしょう。儲からないならば、税金より赤字補填されるでしょう。
どちらに転んでも、ユニバーサルサービスを堅持しようとすれば、税金負担は増加の可能性は高いと思います。
最後に「民間企業の圧迫」です。
民間企業は「郵政は国家保証」があり、「競争的に公平では無い」と主張します。しかし、ユニバーサルサービスを否定したりもします。
「儲かるところのみにサービスを展開するのは公平な競争」とは言えないのです。「公共性、公益性、普遍性」をクリアした企業ならば「国家保証は公平ではない」と主張する資格があるでしょうが、「国家に規制されるのはNo」ならば我が儘な主張なのです。
その上で、儲かる場所の利益で儲からない場所の補填をするしか無い訳です。(全国均一のサービスをするならば)
郵政が「地方部の儲からない地域のみ」で赤字出して活動するのならば「民業から圧迫論」は出ないでしょう。しかし、それでは税金投入を認めなければなりません。
よって、この論旨は「民業の視点からのみの我が儘論」です。
ニュージーランドでは民営化後に国営化に戻った事実もあるのです。
http://www.jcp.or.jp/seisaku/004_0607/yuuseijigyou.html
民営化のための民営化は非常に危険なのです。
以上「郵政民営化を考える」より転載
http://ea.uuhp.com/~mr-k/indexy.html