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(回答先: Re: 戦争は我々の責任だと思います。 投稿者 Ama 日時 2004 年 9 月 21 日 01:12:12)
欲望は人間に備わったパワーの源のようなものであり、否定も肯定もできないと思います。
問題は、権力・支配層にその欲望が利用され、人間同士が殺し合う世界を作り出していることでしょう。
この権力構造は社会の隅々まで血管のようにはり巡らされ、我々の日常生活自体がそこに組み込まれています。
あっしらさんのいう「頂上の悪意」はブッシュや小泉を動かし、予防戦争という人類への犯罪行為を実行する
に至りました。しかしそれを支えているのはまぎれもなく我々の欲望であり、意識であり、日常生活です。
将来への不安をなくしたい、今の豊かで便利な生活を維持したい等の「普通の人々の欲望」が権力構造に取り込まれ、
権力の肥大化に貢献し、そこから逆に欲望を掻きたてられています。
自分の意識や価値観が一体どこまで外的、社会的に与えられたものなのか、もはや自分ではわからないほど
取り込まれているのでしょう。思考停止で自ら隷属に甘んじた、その結果がこの地獄というわけです。
地獄に生きる我々がこの化け物のような構造に抗うためには、現在のあらゆる価値観を疑い、すべての権威を否定し、
権力の一端に毛細血管のように連なる自分の意識を問い直さなければならないと思います。
これは権力・支配層への有効な闘いにもつながると思います。
>アメリカは戦争や侵略を正当化する土壌があります。
戦争や侵略に手を染める国家は皆そうでしょうね。正義・大義は自分たちにあると思うことで殺人を容認する
意識を作り出しているのでしょう。
日本でもそのような意識をせっせと市民に植え付ける努力が続けられています。
北朝鮮の脅威、テロの恐怖…あからさまなプロパガンダがメディアを通じて浸透しています。
>人類全体が霊的レベルアップをしないと
これは無理でしょう。そんなに出来が良い生き物とはとても思えません。
もし他者を犠牲にしないでいい世界が実現できたとしても、我々の想像を超えていると思います。
私はAmaさんの発言を矮小化していますね。「差別のない社会」とか実現不可能なスローガンが無批判に
受け入れられている現実を考えると反射的に抵抗を感じるもので。すみません。
>私は私の霊の向上のために試練に臨むのみ
そうですね。haruさんが下のレスに書かれていますが「直感を信じて自分の役目を果たす」ことを
私も私自身に命じます。絶望感に負けそうになったら、力づくでねじ伏せてもやらせます。意志のチカラで。
間違っていたらジコセキニンです。その覚悟が問われているのだと思います。