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(回答先: たとえばフリーメーソンや小泉自民党が 投稿者 けいこ 日時 2004 年 9 月 16 日 08:22:38)
けいこさん、どうもです。
野望や私利私欲とは何かという問題を脇におけば、フリーメーソンや小泉自民党というレベルの人たちの多くはご指摘の範囲に収まると思っています。
自民党や官僚の多くは、「対米従属外交政策と新自由主義的経済政策が日本及び日本国民の利益に適う」と思っているはずです。
そのためには平気で嘘もつくし、ポジションのなかで私的利益も貪る。
そのような行為も、安定した政治状況をつくるための方便であり、自分の国家に対する貢献に照らせば正当なものだと“自己弁護”して収まりをつけているのでしょう。
(もちろん、なかには、「野望や私利私欲」といった目的のために、理念や理論を手段として利用しているひともいます)
共産党や社民党など左翼的勢力も、私利私欲性が少ないというか異質なだけで、「近代思想」の枠内にあることや自分たちの理念や政策が国民の利益に適うと考えていることでは同類です。
近代フリーメイソンも、啓蒙思想や近代経済思想の流れのなかでそれを「善」と考えて加入している人たちが多いはずです。
近代フリーメイソンの多くは、民主主義・自由・平等・科学に「善」を見出す人たちとそれほど違っているわけではなく、それらに対してより思念を深めているといったレベルだと推測しています。
現実の制度(システム)が与件であって変えられないものと考える人や生まれてから醸成された観念が普遍的なものだと思う人は、おっしゃられるように、自分が身を置く役割を果たすためにえぐいことを命じたり行ったりするでしょう。
そういう人たちにとっての“一般人(大衆)”は、物事をあまり知らず、物事をまじめに考えず、ただ日々を暮らす人たちとしてしか映っていないはずで、そのような人たちを管理し支配することは当然だという意識を持っているでしょう。
問題は、フリーメイソンや小泉自民党といったレベルの人たちがそうしてしまうような世界を創り出し、世界の変化をなんとか制御しようとしてきた(いる)連中です。
“彼ら”にとって、「近代思想」は新宗教やお伽話であり、投げ込まれた世界を普遍的なものとして受け止め奮闘している政治家・官僚・企業家・学者は重宝だが哀れな“奉仕者”でしかないはずです。(左翼やフェミニストも含めて..)
“彼ら”を溶かすか排除すれば、その“奉仕者”たちも転向するという「寡頭支配」の世界だと思っています。