現在地 HOME > 掲示板 > 議論19 > 161.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
(回答先: 【参照投稿リストアップ】 投稿者 あっしら 日時 2004 年 8 月 10 日 22:34:19)
経済を考える人の中に、みんなが幸せになるにはどうしたらいいかを考える人がいる、ということを、初めて知りました。新鮮でした。金銭より人と人のつながりを尊び、そのことを美しいと伝えようとする経済論者がいるなんて思いもしませんでした。
お金は罪なもので、利権であり、戦争であり、政治屋を動かすバックマージンでした。それなのに、私もそれから自由に成れない、厄介なもの。それでもお金に為に人と人の関係を壊すのは間違い−このことがもっと早く、例えば10年前、私の心にはっきりとあれば。
今まで、私にとって人を幸せにする仕事とは、例えば医療であり、“お金の損得勘定”は考えずに済むなら、考えずにいたいことでした。だからテレビで貿易赤字がニュースになっても、今年のインフレ率がいくらと言われても、それ以上のことを、経済活動全体を考える努力もしませんでした。当然、インフレが借財の有無に関わらず、広い範囲で人々の生活を向上させるものだなんて知りませんでした。経済学は、経済の実相に立脚した幸福を提案することができるはずなんですね。経済にまつわる漠然とした罪深いイメージを払拭できました。読み進む内に、(実は経済学ってホント“学”なんだろうかと怪しんでいました。)需要、供給の意味も、租税の成り立ちも、論理性や正当性を持つらしいと分かりました。
感想文にしかなっていません。でも、この一週間かそれ以上、伝えたくて仕方なかったので、とうとう出しちゃいました。書かれた事がすべて目新しく、的を得た質問など、今は出来そうにありません。
目から鱗だったのは、近代史の中で自分が立つ位置を教えてくれる点!政府の施策って、こういう経済理論に裏打ちされて、または間違ってるんだ!
自分が別の人間になったみたいです。(でも、私は大企業のオーナーではないから、経済効果は期待できませんね。)