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(回答先: 介入(対米献納)の繰り返しが、もたらす結末とは何か? 投稿者 最大多数の最大幸福 日時 2004 年 8 月 09 日 01:59:29)
最大多数の最大幸福さん、どうもです。
日本政府(財務省)は、4月から7月の4ヶ月間「円ドルドル買い介入」をまったく実施していません。
これが、対米金融を原則中止する動きなのか、11月の米国大統領選までの中断なのか気になっています。
11月の米国大統領選までの中断だったら、日本政府(財務省)は、ブッシュ再選阻止に協力している(させられている)可能性が高いことになります。
※ 参照書き込み
『ほんとうに金利を引き上げ続け引き締めも継続実施するのなら、「誤り」ではなく「確信犯」でしょう。』
( http://www.asyura2.com/0403/hasan35/msg/647.html )
>さて、最近、米国の雇用統計で予想を大幅に下回る弱い結果が出ました。
>その原因として、日銀の「円売りドル買い介入」が止まっていることが
>考えられます。
雇用統計データそのものが作為的に扱われている可能性もあると思っています。
米国経済は、住宅バブルと軍需公共投資でなんとか体裁を保ってきました。
米国軍需産業の稼働率や雇用がどう変動しているかわかりませんが、国防関連予算は増加基調にあるので、その分野の経済活動が落ち込んだことが雇用低迷の原因ではないだろうなと思っています。
連邦政府の予算執行状況も不明なので、「円売りドル買い介入」の停止が原因かどうかも定かではありません。
大統領選との関係がいちばん強いのではと推測しています。
それはさておき、1年オーダーで考えると、日本政府が「円売りドル買い介入」をどの程度行うかが米国経済及び日本を含む世界経済に大きな影響を与えます。
※ 参照書き込み
『「産業資本主義」の終焉:日本が「世界同時デフレ不況」をかろうじて押しとどめている:対米金融35兆円の意味』
( http://www.asyura2.com/0403/dispute18/msg/831.html )
>今後、日本の財務省・日銀は、どうするのでしょうか?
>また、これまでと同じ繰り返しで、介入(対米献納)するのでしょうか?
日本政府の意向というより、米国政権(支配層)の意向で決まる問題だと思っています。
やって欲しいと言われればやり、何も言われなかったりやるなと言われたらやらないということになります。
一つの節目である11月の大統領選までの動きがどうなのか、大統領選後の動きがどうなるかに強い関心を持っています。
日本政府に「円売りドル買い介入」を求めないとしたら、破壊的なシナリオが進行する可能性もあります。(中東問題が未解決のままそのようなシナリオを選択するのかという疑念はあります)
>介入・介入の繰り返しで、世界中に溢れ返る通貨量は、バースト(破裂)しないので
>しょうか?
>今の状況は、新たなる異質の”バブル崩壊”に向かう揺籃期であるような気がしてな
>りません。
>この”バブル崩壊”がもたらす、具体的事象は、どのようなものになると、お考えで
>しょうか?
日本政府の「円売りドル買い介入」は、米国から流出したドルを米国に還流させているだけなので、ドルの通貨供給量が増大するわけではありません。(それだけの量のドルの居場所が変わるだけの話です)
日本政府の「円売りドル買い介入」ではなく、FRBがドルを増発したほうが、世界中にドルを溢れる経済状況を生み出します。(「円売りドル買い介入」はFRBのドル紙幣増発を引き起こさないことがミソです)
そうは言っても、米国連邦政府の債務が積み上がるわけですから、その時限爆弾がバースト(破裂)する刻限が手前に引き寄せられることになります。
米国連邦政府の税収の半分を利払い費と国防費で占める状況が長続きするとは思えません。(それほど先ではありませんが、利払い費が5千億ドルを超えたら、何かが動き始めると思っています)