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人工甘味料「アスパルテーム」の製法特許などを巡り、発明者で調味料メーカー最大手「味の素」(東京都中央区)の元研究所長、成瀬昌芳氏(63)が同社に職務上の発明対価の一部として6億8935万円を請求した訴訟は19日、東京高裁(北山元章裁判長)で和解が成立した。味の素側が約1億5000万円を支払う内容。職務発明をめぐる訴訟で、1億円を超える対価が確定したのは初めて。
成瀬氏は1審で、職務上の発明の対価を20億円として請求。今年2月の東京地裁判決は、外国での特許取得による利益などを含めて味の素の総利益を79億7400万円と判断したうえで、成瀬氏らの貢献度を5%と算定して同社に1億8935万円の支払いを命じた。判決を不服とした成瀬氏は対価を22億4000万円と修正したうえ、このうちの一部として1審判決に5億円上乗せした6億8935万円を請求して控訴し、味の素側も控訴していた。
和解成立後、成瀬氏側代理人の升永英俊弁護士が会見し「当初、味の素が発明者の貢献度を0.1%と主張していたことから考えると、成果はあった。和解額でも初めて海外特許分が対価に含まれており、大きな意義がある」と話した。一方、味の素は「判決から大幅に減額され、当社の主張が十分反映されたと考える」とコメントした。
アスパルテームは、砂糖の代わりに使用される「パルスイート」などの名称で商品化され、コーラなど清涼飲料にも含まれている。成瀬氏らは、それまで必要だったかくはんを伴わない製法を発明し、大量生産によるコストダウンが可能になった。
職務発明をめぐっては今年1月、東京地裁が青色発光ダイオードの発明者に200億円を支払うよう日亜化学工業(徳島県阿南市)に命じ、会社側が控訴している。【坂本高志】
毎日新聞 2004年11月19日 20時02分
http://www.mainichi-msn.co.jp/kagaku/science/news/20041120k0000m040076000c.html
★ 参照投稿
「アスパルテーム」
http://www.asyura2.com/0311/health7/msg/519.html