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労働新聞は9日、朝鮮の文化財に対する日帝の破壊と略奪はもっとも破廉恥で、悪らつなものとして史上類例のないものであると強調した。
同紙は、20世紀初頭に朝鮮を侵略した日帝は、朝鮮文化財略奪を命令し、朝鮮の文化財を手当たり次第に破壊、略奪したと指摘。また、朝鮮民族文化遺物を「取材」「調査」「収集」「保存」するという名目のもと、憲兵と警察はもちろん、ならず者まで動員して王陵をはじめ古跡、古墳を手当たり次第に盗掘したと述べた。
また資料によると、日帝は1904年からの数年間だけで開城、江華島、海州などでおよそ2000基の古墳に対する大規模な盗掘を行った他、平壌の大城山をはじめ大同江流域一帯の高句麗古墳1400余基を盗掘、そこにあった文化財を破壊、略奪したと指摘した。
そのうえで、朝鮮人民が祖先伝来譲り受けた精神的、物質的遺産である文化財に対する日帝の破壊、略奪行為は、その期間から見ても、手法と処理状況から見ても、歴史に類例のない蛮行であり、朝鮮民族の魂を奪い、民族抹殺を狙った永久に許し難い罪悪であったと述べながら、日本は朝鮮人民の血ぬられた恨みを直視し、文化財破壊、略奪犯罪について率直に認めて謝罪、補償すべきであると強調した。(朝鮮通信)
[朝鮮新報 2004.11.15]
http://210.145.168.243/sinboj/j-2004/04/0404j1115-00002.htm