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毎日新聞書評です。
今週の本棚
渡辺保書評
「本当はこわいシェイクスピア」本橋哲也著(講談社選書メチエ・1575円)
シェイクスピアはなぜこわいのか。たとえば「ヴェニスの商人」。シェイクスピアの描いた商業国家ヴェニスには、植民地獲得の戦略として利用される人種差別と性差別のメカニズムが働いているからである。・・・・・・・・・・
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(省略)
・・・・・・しかし、最後にこの本のもっとも重要な側面に触れなければならない。
それは、私たちが生きてきた、あるいは現に生きている近代的な「知」の枠組みは、およそ六百年にわたる西欧近代の植民地政策から生まれた差別の構造によるという事実の指摘である。
この枠組みを近代の原点にかえって再検討しなければ、差別を乗り越えることはできないし、底からの新しい展望も生まれない。
もっとも問題なのは、このような差別構造によって成り立つのが、この枠組みのなかでの近代的な「自己」と「他者」の関係である。・・・・・・・・
(後略)
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ひょっとして、深読みしすぎ?「本当はこわいシェイクスピア?」シェイクスピア読まずのシェイクスピア知らずの単純な感想でした。
全文は
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/gakugei/dokusho/news/20041107ddm0150701440000.html