現在地 HOME > 掲示板 > Ψ空耳の丘Ψ37 > 717.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
台湾高等法院は4日、総統選で与党・民進党の陳水扁氏の当選無効を求めていた野党側の訴えを退ける判決を言い渡した。
現職の陳氏は今年3月20日に投票が行われた総統選で国民党主席の連戦氏を小差で破って再選を果たしたが、前日に銃撃され負傷した。事件の真相はまだ解明されていない。
連氏は、事件が陳氏への同情票を集めるためのやらせであったとして、陳氏の当選を認めない姿勢を示し、高等法院に提訴していた。陳氏は連氏の主張を否定し、専門家筋でも陳氏に有利な判決が下されるとの見方が優勢だった。
判決の理由は今後明らかにされる予定。
高等法院の外に集結していた数百人の国民党支持者は、判決内容が伝わると「法制度は不公平だ」などと叫び、騒然となった。
(ロイター) - 11月4日20時6分更新
コメント:国民党主席の連戦氏は台灣人の父と上海人の母の間に生まれましたが、中国と台灣の統一派であります。国民党に投票した人々であっても8割くらいは中国との併合を嫌がっています。台灣の報道機関の報道を見る限りは、国民党は前日からヤクザも含めた乱暴な集団を高等法院の回りに動員して暴動まがいの行動を起こすように画策していたとあります。ただし同じ国民党の台北市長馬英九氏が奔走して機動隊を動員したり、騒ぎを起こそうとする輩を説得する努力を行って暴動にならないように奔走した。ですから実際にはそれほど物騒ではありません。(台北在住の友人数人に電話で確認済み)同じ国民党でも台北市長馬英九氏は全大統領候補とは一線を画して「同じ穴のムジナ」にならぬようにしている。因みに台灣民主化の象徴である李登輝前大統領も国民党党首でしたが、脱党しました。
大統領候補だった連戦氏と副大統領候補だった宋楚瑜氏は高等法院の判決を不服として最高法院に上訴するようですが、彼らの台灣の政界での地位は残念ながら過去の人となるでしょう。対岸の「外国」の中国も交渉相手としては彼らが好むと好まざるに関わらず、今後色々な問題は現実的に陳水扁政権と交渉せざるを得ません。