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(回答先: ブッシュ大統領、再選確実…最終決着は持ち越し【読売新聞] 投稿者 バルタン星人 日時 2004 年 11 月 03 日 22:52:14)
「ケリー氏が「敗北」認める、ブッシュ氏に電話で表明 [CNN]」( http://www.asyura2.com/0411/war62/msg/339.html )が事実なら決着が付くことになるでしょうが、獲得州マップがあるので転載します。
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米大統領選は2日、投開票が行われ、主要メディアによると、共和党のブッシュ大統領(58)が3日未明(日本時間同日夜)までにフロリダなど南部や中西部を中心に28州で選挙人計254人を確保、激戦州オハイオの選挙人20人を上積みする見通しで、再選に必要な270人を獲得する勢いとなった。これに対し民主党ケリー上院議員(60)は大票田ニューヨークなど20州、252人を獲得した。
カード米大統領首席補佐官は3日未明、「ブッシュ大統領勝利は動かない」と述べ、再選を確信していると強調した。
AP通信もブッシュ氏が勝利の勢いと伝えた。
しかし、オハイオでは、有権者登録名簿に名前がない市民に投票が認められる「暫定票」の扱いをめぐり勝敗が確定せず、結果判明は3日午前(同4日未明)以降にずれ込む公算が大きい。イラク戦争の是非などをめぐり、米国を二分した選挙戦を反映、2000年大統領選に続いて波乱の開票となった。
カード補佐官と共和党のフリスト上院院内総務はともに「数の上では結果が覆ることはあり得ない」と述べ、ケリー陣営に「敗北宣言」するよう暗に促した。AP通信は3日、オハイオ州での暫定票集計をめぐりケリー陣営が対応を協議、同日中に声明を発表する方向と報じた。
ケリー氏はペンシルベニアなどで勝ち猛追したが、オハイオ州ではブッシュ氏に約14万票及ばない約265万票。計算上、逆転には、約17万5000票の暫定票の約8割を得票する必要があり、極めて苦しい立場に追い込まれた。ケリー陣営は「すべての票が数えられるまで戦い続ける」(エドワーズ副大統領候補)と述べ、暫定票の厳密な集計を求めている。同票の扱いをめぐって、今後、法廷闘争に持ち込まれる可能性も残っている。
前回大統領選に続き、円滑な選挙結果判定に至らなかったことで、あらためて米選挙制度の欠陥が浮き彫りになった。
CNNによると、ブッシュ氏は全米の一般得票でも99%開票の段階で5830万票と、ケリー氏の5479万票を票数で351万票、得票率では51%対48%と3ポイント上回っている。
今回の選挙への関心の高さを反映、米メディアによると投票率は約51%だった前回大統領選を大幅に上回り60%前後の見通しとなった。
大統領選と同時に実施された上下両院議員選でも、共和党がともに過半数を維持することが確実になった。
◇
ブッシュ大統領か、ケリー上院議員か。目まぐるしく揺れ続けた選挙戦の振り子が深夜を過ぎ、中西部オハイオ州で止まった−。全米538人の選挙人のうち過半数270人を獲得すれば勝利が決まる決戦で、ブッシュ氏は計254人を獲得。しかし同州の選挙人20人の行方が決まらない。大接戦の末、フロリダ州で投票用紙のパンチ穴を検分し、司法決着を余儀なくされた前回2000年の悪夢がよみがえった。
▽10日待ちも
「とりあえず深呼吸してリラックスしよう、とスタッフに言ったんだ」。集計作業を監督するオハイオ州のケネス・ブラックウェル州務長官は、そう言って苦笑した。
焦点に浮上したのは、有権者名簿に記載されていない投票者に対し運転免許証などによる身分証明で暫定的に投票を認め、後に有効性を判定する「暫定投票」。州法に基づき投票翌日から10日後に集計される。
同州を除く大半の結果が判明した時点で、ブッシュ氏の獲得人数は254人、ケリー氏は252人。オハイオ州の選挙人20人の行方が両候補の命運を握り、しかも10日間もの「待ち時間」が発生する異常な事態となる可能性もある。
▽勝利の方程式
「最後の1票まであきらめない」と、民主党の副大統領候補エドワーズ上院議員が支持者に訴えたように、暫定票の結果が出るまで勝敗が決まらない、との立場は合法的だ。しかし計算上、ケリー氏勝利の可能性は極めて小さい。
即日分の開票が終了した3日、オハイオ州のブッシュ氏の得票は約279万票、ケリー氏は約266万票。13万票以上の開きは決定的だが、このほかに約17万5000票の暫定票が残っている。
ケリー陣営は「逆転に十分な票数」と期待を寄せるが、暫定票の9割近い得票が必須になる。さらにどの程度が有効票と判定されるかは審査次第。ブッシュ陣営は「経験的に言って、有効率は7−20%にすぎない」と冷ややかだ。
▽勝者は?
前回の「フロリダの悪夢」は、集計ミスが起きやすいパンチ穴式の投票用紙が招いた。虫眼鏡まで使った再集計と訴訟合戦に約5週間を要し、537票差で決着した。あまりの小差だったことに加え、全米での得票率はブッシュ氏47・87%に対してゴア氏48・38%と敗者が得票数で上回る逆転現象も起きていた。
これに比べて、今回のオハイオは即日開票の終了時点で13万以上という差がついた。全米得票率はAP通信の集計で、ブッシュ氏約51%、ケリー氏約48%。
ケリー陣営はオハイオ州に1500人もの弁護士を呼び寄せ、訴訟も辞さない構えだ。しかしブッシュ大統領が全米の得票数でケリー氏を上回っているだけに、ケリー陣営が強硬な態度をとり続けることは困難−との見方もある。(共同)
(11/04 00:22)
http://www.sankei.co.jp/news/041104/kok004.htm