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ブッシュよ私に答えてみろ〔TUP速報396号〕
http://www.asyura2.com/0406/bd37/msg/606.html
投稿者 ヒート 日時 2004 年 10 月 27 日 06:24:23:hSacBoe4G4CJA
 

 
Date: 2004年10月26日(火) 午後11時49分
Subject: TUP速報396号ブッシュよ私に答えてみろ04年10月26日


保守派クリスチャン共和党員のテクノロジー企業経営者が怒りの詰問状
===================================
カール・シュワルツ氏はブッシュ対ケリーの大統領候補討論の始まる直前9月30
日に下記の公開詰問状をホワイトハウスにファックスで送りつけ、その後10 月
13日付けでインターネット上でこの公開詰問状が広く流布することになって以来
突然公の場に登場した人物である。

彼は現在民主党系 Democratic Underground のMLサイト上の特別スレッド
http://www.democraticunderground.com/discuss/duboard.php?az=
view_all&address=104x2512031
にてアメリカ国民に対しファシズム到来の警告を鳴らし、アメリカ政府が軍事力
を不法に使って裏工作があったトランス・アフガニスタンのパイプライン事業の
背景、ブッシュ政権関係者およびエネルギー産業との密接な関係、世界の目をア
フガニスタンからそらせるためのイラク戦争の背後事情、アメリカ国内で死者を
出し犯人がつかまっていない生物兵器用炭疽菌エームズ株の出所などについて、
学者まがいのデータと明晰な文章で説明活動を行っている。ここ数日シュワルツ
氏はこれまでほとんどリンクの見えなかった様々な事情を包括する大きな視野を
提供しており、また「9・11真実解明運動」(911 Truth Movement)の一員とし
て、一般市民にはあまり知られていない情報を把握しているようだ。

共和党内のネオコン勢力の全面的台頭に我慢がならなくなった穏健派が最近共和
党離れをしているが、大統領選挙直前にこれまでブッシュ支持層の要であったは
ずの保守派クリスチャン共和党員と自ら名乗るシュワルツ氏がブッシュ宛てに叩
きつけた挑戦状は衝撃的である。これまでほとんど無名だったシュワルツ氏に対
し、彼の身元や意図に疑惑を抱く人々も多い中、彼自身の明晰な言葉そのものに
見逃せない真実の光がある。関連URLを巻末の各訳注内に表示しているのでぜひ
参照してほしい。(宮前ゆかり・ TUPメンバー)
------------------------------------------------------------------------

カール・W・シュワルツ
パトモス・ナノテクノロジーズ社長兼CEO

ホワイトハウス宛のEメールおよびFAX文書

2004年10月13日
大統領殿

私は保守派クリスチャン共和党員であり、今年の選挙では貴殿に投票するつもり
は一切ない。他の多くの保守派共和党支持者も私の後に続くことになっている。

アメリカは「真実」を求めている。それは選挙の後などではない。我が国は貴殿
が「今すぐ」真実を明らかにすることを要求している。この手紙および同内容の
電子メールは、私自身が何十万人もの人々に宛てて送ったものであり、さらに他
の人々が数百万人もの人々に宛てて送付することになっている。以下の内容は今
朝早くニューヨーク市のWTC跡の「グラウンドゼロ」からホワイトハウス宛てに
送付されたものである。

1.アメリカ市民の一人として、私はシベル D. エドモンド元FBI翻訳官に対して
出された箝口令の撤回を要求するものであり、彼女が麻薬取引、マネーロンダリ
ング、および9・11の資金調達に関連する FBIの翻訳において発見した外国人名
および「アメリカ人名」をアメリカ国民に明かすことを要求する。彼女の申し立
てと貴殿の「公式情報」のウソはまったくつじつまが合わない。アメリカ国民
は、選挙の前にこの問題に関する真実を知ることを求める。

2.チェイニー・エネルギー・タスクフォースの会合に出席したエネルギー企業
の名、およびそこで米国のトランス・アフガニスタン・パイプライン支配の最後
の障害であったタリバンとブリダス・コーポレーション【アルゼンチンのエネル
ギー企業】を取り除くための手段に関し、どのようなことが話し合われたのかを
明らかにしていただきたい。私は同社と1999年に会っており、それ以来テキサス
南部地方裁判所における同社とユノーカルの150億ドルの契約干渉訴訟について
知っている。また、ブリダスの5億ドル調停和解を支持した2003年9月9日の第5巡
回上告裁判所の決定についても知っており、2004年3月22 日の訴訟03-1018号ト
ルクメンネフチ【トルクメニスタンの国営石油会社】対ブリダス訴訟における連
邦最高裁による下級裁判所宛移送命令の拒否についても知っている。

3.グァンタナモ収容所をはじめとする捕虜収容所に、ブリダス社員またはブリ
ダス・コーポレーションについてすべてを知っている人間が、何人収監されてい
るか、そして、貴殿の政府が、トランス・アフガニスタン・パイプラインを意の
ままにするために、どのようなことを行ったのかを、ぜひ明らかにしていただき
たい。

4.陸封のカスピ海盆地への「ビッグ・オイル」の投資で何十億ドルもの利益を
挙げるのにはどうするか、また、これらの投資をキャッシュフローに変えるに
は、どうやってタリバンおよびブリダスと手を切るかが話し合われたシェヴロン
とアメラーダ・ヘスの取締役会に、コンドリーサ・ライス【安全保障問題担当大
統領主席補佐官】とトーマス・キーン【9・11テロ攻撃諮問委員会委員長】が何
回出席したか、ぜひ明らかにしていただくよう要求する。9・11以前、ビッグオ
イルが、自分達の思い通りにならない商取引を片づけるのに軍事力を要請したこ
とは何度あったのか、また貴殿は正確にはいつそのような軍事力の提供に同意し
たのか。ブッシュ殿、チェイニー・エネルギー・タスクフォースはそのアフガニ
スタン攻撃について、そしてタリバン / ブリダスという障害を後腐れなく追い
出す案について相談をしたのは事実ではないのか。それも9・11よりかなり前の
ことだろう。

5.貴殿が指名した9・11諮問委員会の委員10名のうち8名が、実はタリバン / ブ
リダスの「契約」障害を取り除くことで直接利益を被る人物たちだったという理
由をぜひ明らかにしていただきたい。これは、軍力による違反行為であり、いま
市場に出ているカスピ海石油の大きな取引に対する妨害だったのだ。とんでもな
い。アメリカは「貴殿に感謝」などする気はないし、こんな卑劣な行いを賛える
ようなことはしない。

6.OPIC(海外民間投資会社)やアジア開発銀行が出資するトランス・アフガニ
スタン・パイプラインの資金提供者となったのはどの米国石油企業なのか、また
今このパイプライン建設を行っているのはどの米国企業なのか、さらに主要部分
を供給しているのはどんな米国企業であり、貴殿の政府とはどのような関係にあ
るのか、すべて明らかにしていただきたい。

7.パキスタン、およびその他の国にある米国所有の天然ガス発電所(ダイナ
ジー社とイリノヴァ社の合併新社 / テナスカ・エナジー社、エル・パソ社 ― と
もにOPICの出資を受ける取引)に対する「天然ガス供給納入業者」となるため
に、ブリダスの裏に回って工作した企業および個人の名前を明らかにすることを
要求する。

8.貴殿はなぜアメリカの国民に対し正直になれないのかぜひ説明していただき
たい。貴殿の「対テロ戦争」と軍事政策は、実は大勢の「ブッシュ・パイオニ
ア」【ブッシュに10万ドル以上献金する個人献金者。20万ドル以上はブッシュ・
レンジャーと呼ぶ】のためにカスピ海盆地の石油・ガス取引を防衛するものであ
り、石油は約9兆6000万億ドル、天然ガスは約3兆ドルに相当する利権であって、
いまはその大半が金持のエリート献金者の手中に、また一部のリベラルなエリー
トを黙らせておくために彼らの手中に収まってしまっているではないか。

9.破産後のエンロン(プリスマ・エナジー・インターナショナル、ケイマン諸
島)は、カスピ海盆地でどのような役割を果たしているのか、ぜひ明らかにして
いただきたい。このエンロンは、米国の破産裁判所の管轄に入らない資産に対
し、海外のSPE【特別目的事業】を設立したメイヤー・ブラウン・ロー &モー法
務会社(9・11委員会委員リチャード・ベン・ヴェニストは同社の共同経営者)
を使っている同じエンロンなのである。

10.貴殿はなぜリチャード・ベンヴエニストを9・11委員会委員に任命したの
か、その理由を説明していただきたい。彼の法務会社は第5巡回上訴裁判所での
ブリダス対トルクメンネフチ訴訟でブリダス社を不利な立場に追い込んでおり、
かつ同法務会社がパキスタン、トルクメニスタン、カザフスタンおよびウズベキ
スタン、および貴殿の政府に直接関与している事情があるのに、なぜこのような
不正なことができるのか知りたい。

11.2001年初頭にわが国の軍が、アフガンからタリバンとブリダスを追い出し、
あの国のパイプラインを米国の利権、すなわち大勢のブッシュ・パイオニアの支
配下に置くためにアフガニスタン侵入を行なったが、その命令を出した実際の正
確な日付はいつだったのか、また、我が軍がその侵入の実行と準備を開始した日
付は正確にはいつだったか、ぜひ明らかにしていただきたい。

12.レミントン・ホールディングズ社およびウェスタン・アキジションズ社とは
何なのか。両社とも、ベーカー&ボッツ(訳注1)の顧客であり、パキスタンの石
油とガスの鉱脈を取得するため幸運にもOPICの融資を受けている。

一体誰がこれらの企業に関与し、このような気前のよい政府の措置によって利益
を得ている人間なのか、彼らの名前を審らかにしていただきたい。この取引はあ
る種の見返りなのか。勘定はアメリカの納税者が払うのだから、我々には今直ち
にそれを知る権利がある。

13.貴殿のとった措置、貴殿がそのために費やした人命、ないし他の方法で害し
た人命による直接の利益を得た者以外の人間を、貴殿が9・11委員会の10 人の委
員に任命することができなかった理由を明らかにすることを要求する。なぜ貴殿
はいつも、真実が知れれば「彼らの利害」に影響するからと、真実を見いだす気
のない人間を選ぶのか?

14.シティバンク、IFTRIC【仮訳:イスラエル貿易リスク保険株式会社】、
OPIC、輸出入銀行が、貴殿の主要な選挙運動資金の出資者たちを代表して、イス
ラム諸国で米国・イスラエルの利権がからむ取引に融資した件につき、貴政府に
よる全面的開示を要求する。

「IFTRICとシティバンクは、IFTRICが保障する公認の取引にシティバンクが融資
を行なうことを許可する契約を結んでいる。シティバンク・イスラエル支店の
CEO、ナンダン・マールは『当支店とストラクチャード・トレード・ファイナン
ス・グループ【仮訳:構造的貿易融資グループ】は、IFTRIC の企画を当行の国
内活動にとって基本的な商品と見ている』」

私には「テロリズム」と貴殿の政策に対する「激怒」ははっきり違うことがわ
かっている。(シュルタンIIのことを忘れてはならない)(訳注2)

15. なぜ貴殿がアルゼンチンのためにCIAのまったく新しい部局を作ろうとする
のかを明らかにしていただきたい。貴殿の想像力を例外としておよそどんな想像
力を逞しくしても米国の敵であろうはずのない国に対する貴殿の好戦的態度に対
し、私はアメリカ市民として深い憤りを覚えずにいられない。貴殿の意図がもっ
ぱら、アルゼンチンとアルゼンチンを本拠とするブリダス・コーポレーションを
威嚇し、黙らせることにあるのであれば、それは決してアメリカの道とはいえな
い。そのような行為は、どこから見ても、アメリカがテロリストとして振舞い、
国家としてテロを後援しているようにしか見えない。もちろん、貴殿がいくら
(愛国心を誇示して)国旗を身にまとっていようと、私は貴殿の詐称をすっかり
見破っている。

16.ダインコープ社とブッシュ・パイオニア企業であるコンピュータ・サイエン
ス・コーポレーションが所有するダインポート・ワクチン社は、アメリカ国民を
狙って使用された生物兵器用炭疽菌エームズ株の出所であると考えられている
が、なぜ貴殿の政府はこれを公表しないのか(訳注3)。貴殿の選挙運動資金の
多額献金企業のひとつであり、貴殿の政府から巨額の政府関係事業を請け負い、
しかもいわゆる「傭兵会社」として知られる企業(ダインコープのことだが)で
あるにも関わらず、なぜ貴殿の政府はそのような会社をみすみす見逃すことがで
きるのだろうか。誰がアメリカを狙う殺し屋を雇ったのか。ぜひ明らかにしてい
ただきたい。

17.アブ・グレイブ収容所では子供たちへの性的虐待を含む捕虜の拷問があった
のを、貴殿は助長奨励し容認しておきながら、いかにもクリスチャンであるかの
ような主張がどうしてできるのか、ぜひ答えていただきたい。

18.貴殿の政府は、どうしてボスニアで少女の人身売買を行い有罪を宣告された
企業を「アメリカ国民の代表」として海外に派遣するようなことができるのか、
ぜひ説明していただきたい。この中のひとつ、ダインコープ社は、私の見た記事
によれば、テキサス、イギリスで有罪判決を受け、アフガニスタンでは明らかに
憎悪の対象になっている。もちろん、ダインコープ社はアフガニスタンにおいて
ブッシュ政権の傀儡、カルザイ護持の治安部隊を提供している企業であり、これ
またもう一人の傀儡であるザルマイ・ハリルザッドはかの国の「自由な」いかさ
ま民主主義の選挙でカルザイ以外の何人(なんびと)も大統領に立候補させまい
と奔走していることは、貴殿も充分ご存知のことだろう。

19. 貴殿の政府は何故「汚い爆弾の悪魔」【汚い爆弾:放射性物質による汚染を
目的とする爆弾】だというふれ込みでアドナン・ギシャル・エル・シュクリジュ
マーの名前や写真の配布をいまだに続けるのか、しかも2003年3月25日にFBIは彼
の居場所を正確につかんでいたのになぜ彼を捕まえる捜査をしなかったのか、ぜ
ひ明らかにしてもらいたい。情報を伝えたあの電話は、その日リトル・ロックに
来ていたカナダの友人が私の電話を使って直接かけたものだったわけだから、
ブッシュ殿、私を相手に「国家安全保障ごっこ」はやめてもらいたい。

私はこの件については個人的に「直接関わった人間」であり、貴殿の政権がこれ
まで我々アメリカ国民にどれだけ嘘をついてきたか、また今も嘘をつき続けてい
ることをすべての人々に知ってもらいたいのだ。そしてアルカイダ以外の何者か
が「他の容疑者の名前をちらつかせながら」実は自分達で「汚い爆弾」攻撃をも
くろんでいるのだということも、アメリカ国民に知ってもらわなければならな
い。貴殿の戦略どおり、原油やガソリンの値段が思うように上がったわけだか
ら、またこれも「任務達成」のひとつになっているのだろうさ。

20.FBIではアドナン・ギシャル・エル・シュクリジュマーはサウジアラビア人
ではないことを十分承知しているのに、貴殿の政府はなぜ、彼をサウジアラビア
人だと言い続けているのか、ぜひ説明していただきたい。彼の家族は南米のガイ
アナ出身で、1986年以来、フロリダでこれといって問題なく暮らしてきた。彼の
祖父母はイエメン出身で、ずっと以前に南米に移住したのであり、彼の母親はト
リニダード‐トバゴ出身である。

21.貴殿は9・11のかなり前に、タリバン(というよりは、アメリカ石油資本と
利害の対立する英国系BPアモコ傘下の石油会社ブリダスと結びついたタリバン)
を攻撃する用意があるということを、インド、パキスタン、そして例の「悪の枢
軸」の一角であるイランに対してさえ警告していたにもかかわらず、自国民には
それを知らせなかったのは一体どういう理由があるのか、ぜひ説明していただき
たい。この警告については、2001年6月26日付のインドの新聞が報じている。

22.貴殿の政府がそもそも「愛国者法」を起案した最初の日付は実際にはいつな
のか、ぜひ明らかにしていただきたい。

23.どうして貴殿、貴殿の支持者たち、民主党一部の人間たちのほうが、嫌な奴
らだとされているイスラム教原理主義者たちよりも、もっと「アメリカ国民の自
由を憎んでいる」ように見えるのか、どうか説明していただきたい。すべてのア
メリカ人を侮辱し軽蔑する愛国法は、金持以外のすべてのアメリカ人を侮辱し軽
蔑する貴殿の態度を反映しているのではないだろうか。

24.国土安全保障省は、なぜ、現政府の防衛はするのに、この国そのものの安全
確保を怠るのか、説明していただきたい。

25.貴殿が展開するジョージ・オーウェル【全体主義を風刺した小説『1984年』
を書いた】ばりの帝国主義的、大企業本位の政府政策に対する異議や反対はすべ
て国土安全保障省テロリズム対策本部に回されているが、それはなぜなのか、ぜ
ひ説明していただきたい。

26.貴殿は、触れたものをすべて汚して、ブッシュ支持と反米市民という対立的
構図に歪曲している。さらに、アメリカ人に従属を強いるべく考案され、国民を
守るには一切役に立たないばかりか、だたこの政府だけを守る愛国法案の各対策
を通して、アメリカ人が行使すべき市民権を変質させてしまおうとしているが、
それには一体どう意図があるのか、明らかにしていただきたい。

27.貴殿の政府はTMAP(テキサス医療アルゴリズム・プロジェクト)とPENNMAP
(トム・リッジ、ペンシルヴェニア医療アルゴリズム・プロジェクト)から派生
した「ブッシュ・パイオニア企業にやさしい薬事行政」(訳注4)を計画してお
り、これはアメリカ人をブッシュ・パイオニア企業が作成したガイドラインに基
づいて診断し、向精神薬を強制的に投与するものだが、その理由についてぜひ明
らかな説明をしていただきたい。

28.貴殿の政府は兵士の健康にきわめて有害だということがわかっているにもか
かわらず、わが軍兵士に炭疽菌ワクチンを注射しつづけており、さらに今や、プ
ロジェクト・バイオシールド(訳注5)と戒厳令のもと、全アメリカ人にそれを
注射しようと思っているらしいが、その理由を明らかにしていただきたい。貴殿
が失業者数3百万人という数字をまったく気にしていないのは、そのためか。副
作用で死んでいっている兵士の率を総人口に当てはめるなら、貴殿がやっている
TMAPとプロジェクト・バイオシールドという狂気の沙汰のおかげで、ゆうに3百
万人以上のアメリカ人が死ぬことになるだろうからね。貴殿は大量虐殺を純然た
る貪欲に駆りたてられた「見事な戦略型政策」だなどといってごまかせると思っ
ているのかね。

29.国家安全保障の見地という理由(公の立場)で李嘉誠(リ・カシン)による
グローバル・クロッシング買収を不許可にしておきながら(訳注6)、原子爆弾
が海上輸送コンテナで我が国に侵入するのを防止するために港を警備するという
ふれ込みのRFID技術企業、サヴィ・テクノロジー(訳注7)の裏口から彼を通し
た(公表されていない事実)が、それには一体どういう理由があるのか説明して
いただきたい。貴殿の政府は、対テロ戦争という作り話の中に、いったいいくつ
の抜け穴を用意しているのか。

30.貴殿は架空のいもしないテロリストを世界中探し回っているくせに、すぐ鼻
の先にいる財界の大盗人や金融テロリストを発見できないのは一体どうしてなの
か、ぜひ説明していただきたい。彼らの多くが「ブッシュ・パイオニア」であ
り、民主党支持者まで混じって、この国の投資家や労働者や市民から散々ぼった
くりを重ねてきたことは、アメリカ国民には非常に明らかなのだから、貴殿の家
庭尊重の道徳にも、あまりかなったことではなかろう。

クリスチャンというのは、ウソをつかないものだ、ブッシュ君、神を侮辱する行
為だからね。クリスチャンというのは、故意に国民を欺き、わが兵士たちに嘘を
ついて危険な所に行かせるようなことはしないはずだ。ところが、貴殿の嘘に隠
れて大金持ちの寄進者たちが9兆6千億ドル分の原油、3兆ドル分の天然ガスの
契約を掌中にし、そそくさとアフリカへ向けて策動を開始しているではないか。
貴殿が真実を恐れており、一切の真相解明を妨害してきたことは今世界中の人々
にとって明白になってきている。

貴殿の行動を見れば、貴殿は正真正銘なクリスチャンではないこと、そして名誉
ある「保守派共和党員」と呼ばれるに値する人間ではないことは明白である。

貴殿が大統領という地位にあるからといって、この国の市民に対する説明責任を
逃れられるわけではないし、独裁者や皇帝のように振る舞ったり、貴殿の政治的
野望や目標のために金を注ぎ込むアメリカ人にだけ仕えていればよいと考える資
格も権利もないはずだ。貴殿の行動には「最高責任者としての任務」を果たした
軌跡が一切見当たらない。

貴殿はこれまでに三たびの「任務達成」をしている。パイプライン計画を支配す
るためにタリバンとブリダスを追放し、貴殿の大口支援者のために原油とガソリ
ン価格を容赦なくつり上げ、貴殿の嘘によって多くの人々に生命を失わせ手足を
失わせた。貴殿の「イラク戦略」なるものの目的は何か、私にはすっかりお見通
しだ。アフガニスタン、カスピ海沿岸、そして貴殿が9兆6千億ドル分の原油と
3兆ドル分の天然ガスを握るためにやったブリダス・コーポレーションに対する
汚職から人々の目をそらせることが貴殿のお仲間達にとってどうしても必要だっ
たのだ。

とっととテキサスへ帰り、テキサスの旗にくるまって、身から出た錆の恥にまみ
れて引っ込んでいたらいいだろう。貴殿の履歴書は自分の責任だし、それも自分
だけの責任なのだ。

もし今年の選挙の対抗馬が私だったら、貴殿には私とのテレビ討論で演壇に出て
くる度胸はないだろう。

アメリカを欺いて多くの人々を殺し手足をもぎとった両陣営の議員たち全員と
も、恥をしったらどうだ。もちろん、私は反戦論者などではない。君たちが今
取っている立場はクリントンの最悪の日に比べても、さらに低劣であり、私はそ
れに断固として反対する人間なのだ。

敬具

カール・W・B・シュウォルツ
Karl W. B. Schwarz
http://www.karlschwarz.com /

原文URL:
http://www.rense.com/general58/demand.htm

(翻訳:萩谷 良、池田真理、宮前ゆかり/TUP)

訳注1:ジェイムズ・ベーカーが共同経営で参加しているBaker & Botts法務会
社。「here in reality」というHPを参照:
http://www.hereinreality.com/baker.html

訳注2:Shurtan(シュルタン)はウズベキスタンのある地方で、ここに天然ガス
と石油化学のコンビナートがあり、10億ドルで2000年12月に竣工、2001年3月操
業開始。シュルタンIIは、そこのコンプレッサー・ステーション (天然ガス圧縮
施設)。ウズベキスタンガス所有、米国輸出入銀行とIFTRICが共同出資とあり。
http: //www.projfinlaw.com/transactions/transactions.asp?file=oil.htm
これについては、シュワルツ氏著書について下記を参照のこと。
http://www.summeroftruth.org/images/karl_schwarz.ppt

訳注3:ダインポート・ワクチン社は、以前はダインコープ社の子会社であった
が、2003年、コンピュータ・サイエンス・コーポレーション(CSC)がダイン
コープを買収したため、現在は同社の子会社となった。CSCは、ブッシュのパイ
オニア企業である

訳注4:治療や投薬のガイドラインを、デシジョンツリー方式という意思決定の
ための枝分かれ図で示し、たとえば、症状A、B、Cがそろえば治療法は自動的
にDに決まる。医者は、TMAPで様式化されたスクリーニングによって、患者を
「発掘」すると、ガイドラインに決められた薬しか投与できない。開発は大手医
薬品メーカーが巨費を投じ、ガイドラインに記載されているのもこれらメーカー
の高価で副作用の強い薬である。テキサスのこの方式が数州に広がっており、そ
の一つがペンシルヴェニア。最近、システム作りに際してメーカーと当局の汚職
が内部告発された。トム・リッジは前国土安全保障省長官であり、その前はペン
シルベニア州知事だった。

訳注5:プロジェクト・バイオシールド:病原体による攻撃に対するワクチンや
解毒剤などを開発、備蓄することを目的とする法律。バイオテロ対策の研究開発
に対して製薬業界に奨励金が支払われる。また、薬剤の承認手続きにかかる時間
を短縮し、緊急時には米食品医薬品局(FDA)の承認を待たずに政府が一定の治療
を提供できるようになる。

訳注6:李嘉誠(リ・カシン)は香港の長江グループを率いる大資本家。業務は
貿易、通信、不動産など多岐にわたる。港湾管理では、パナマ運河の両端の港を
管理するなど支配力をもっている。倒産したアメリカ最大の電気通信会社グロー
バル・クロッシングを、李嘉誠(リ・カシン)傘下のハチソン・ワンポア社が買
収に乗り出したが、2003年2月連邦破産裁判所は、この買収案件を退けた。
政府筋とマスコミは、これに先だって、李嘉誠(リ・カシン)と中国政府の親密
な関係をほのめかす情報を流していた。

訳注7:サヴィ・テクノロジーは、ハチソン・ワンポアのアメリカでの合弁企
業。業務は主に警備管理で港湾管理業務を米政府から受託している。イラク戦争
前に国防総省と9千万ドルの契約を結んだ。RFIDとは、Radio Frequency
Identification の略で、微少な無線チップにより人・モノを識別・管理する仕
組みのこと)


http://groups.yahoo.co.jp/group/TUP-Bulletin/message/422

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