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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20041022i401.htm
【ワシントン=笹沢教一】孵化(ふか)前の鳥の赤ちゃんとしては最古となる、ほぼ完全な全身骨格化石を中国科学院の発掘チームが同国北東部・遼寧省の約1億2100万年前(白亜紀前期)の地層から発見した。22日付の米科学誌サイエンスに掲載される。
化石は縦約3・5センチ、横約2センチの楕円(だえん)に体を丸め込んだ姿をしており、孵化直前の段階と推定される。化石にはほぼ完成した翼や尾の羽毛が生えそろい、各部の骨も十分に発達していたことから、この鳥は生まれてすぐに自力で活動でき、すぐに巣立ちする「早成鳥」か、さらに早熟な「超早成鳥」とみられる。
現在の鳥類には、キジ、カモのような早成鳥と、未熟なヒナとして生まれ、親鳥の世話を必要とするスズメなどの「晩成鳥」に大別され、晩成鳥の方が進化したグループに位置付けられる。鳥類に近縁の小型肉食恐竜は、早成鳥に似た状態で孵化することが恐竜の赤ちゃん化石の研究でわかっており、今回の発見は、初期の鳥が早成で、その特徴を恐竜から受け継いだことを裏付けるという。
(2004/10/22/03:27 読売新聞 無断転載禁止)