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日本よ、本当に大丈夫なのか
http://www.chibalab.com/news_otoshiana/documents/20041022.htm
■ブッシュ大統領再選の自信の表明?
いよいよアメリカの大統領選が近づいてきている。イラクで大量破壊兵器の捜査に当たってきた米調査団のチャールズ・ドルファー団長は10月6日、米上院軍司委員会の公聴会で「イラクに大量破壊兵器の備蓄は一切ない」と最終報告をまとめた。制裁が解除されたあとに開発再開を目指す「開発意図」があったと指摘することで、ブッシュ陣営にも一定の配慮をおこなっている。そしてチャールズ・ドルファー氏が長官顧問を勤める米中央情報局(CIA)のウェブサイトには、この報告書の内容が、さらに詳しく公表されている。
それを掻い摘んで述べると、旧フセイン政権とアルカイダなどテロ組織との関係については、「大量破壊兵器や関連物質をテロ組織に渡していた証拠はなかった」と断定されている。アメリカ国民の半数以上がいまだに9.11テロはフセインが関係していると思っているのだ。さらに、ブッシュ大統領が2003年1月の一般教書演説の中で引用した「アフリカからのウラン購入情報」に関しても、「証拠は見つからなかった」と述べ、大量破壊兵器搭載用と指摘されていた無人機開発についても、「あくまで偵察や電子戦のためのもので、大量破壊兵器の搭載能力はなかった」と認定している。
ようするにブッシュ政権が昨年3月、イラク開戦にあたって掲げた主要な根拠はすべて公式に否定されたことになる。私のコラムの読者にすれば、そんなことはとうの昔にわかっていることなのだが、重要なのは、CIAがこのことをあえて公式に発表したことを、どう読むかということなのだ。ブッシュ大統領は、フロリダで投票箱の紛失や犯罪者でない人達が6万人も犯罪者リストに載せられて投票を拒否させられたような事件等が暴かれて、かなり窮地に追い込まれたにも拘らず、最終的にはゴアに打ち勝って大統領に当選した実績がある。
つまり、不可解でインチキな不始末が幾つも暴露されながらも、それでもやっぱりブッシュの方が、アメリカ国民に支持された証としての勝利を獲得したのである。この事実は大きい。大統領選の最終局面に入った今頃になって、ボロがつぎつぎと出てくることを許すということは、政治的な道筋が、裏の世界ですでに決まってしまっている可能性が高いように私は思うのだ。
簡単にいうと、つまり、こういうことなのだ。「現ブッシュ大統領のやり方には、多少あか抜けない不手際や問題があるにしても、アメリカの国益には、ブッシュはとりあえずなくてはならない大統領なのだ。現実の政治というものはそういうものなのさ。分かってもらえるだろう?」といった具合に。ということはブッシュ大統領にとって、もはやサプライズは必要ないということなのか…。
千葉邦雄のニュースの落とし穴
http://www.chibalab.com/news_otoshiana/