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最後は荒俣先生のようなコアなファンしか残らんということか
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憂楽帳:
「ハリ・ポタ」嫌い
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20041019k0000e070082000c.html
「ハリー・ポッター」シリーズ最新作が大量に売れ残りそうで、関係者から悲鳴があがっているという。「ハリ・ポタ現象」に反感(とまでは言わないが、一種の違和感)を持つ記者としては「やっぱりなあ」という感想だ。
だいたい子供向けのあんなに分厚い本が、シリーズ全体で2000万部近くも売れること自体が異常である。子供以外にも若い女性のファンが多いようだが、それにつられて買った男たちも多いに違いない。しかし考えてもみてほしい。これは、魔法の呪文(じゅもん)や空飛ぶホウキを扱った本なのだ。子供ならともかく、記者のような中年男が瞳を輝かせて「ハリポタに夢中だ」などと妙齢の女性に熱弁をふるっても、話がはずむどころか「このオッサン、アブナイかも。なるべくかかわらないようにしよう」と警戒されるのがおちだろう。
本は、必ずしも読むために買われるのではない。しばしば心のすきまを埋める飾りだったり、共通の話題を得る道具だったりする。ベストセラー現象には、いつもどこかに人の寂しさと消費のむなしさを感じさせられる。【大島透】
毎日新聞 2004年10月19日 13時22分