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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041014-00000012-mai-soci
中国科学院と米自然史博物館の研究チームが、中国遼寧省の白亜紀前期の地層(1億3900万〜1億2800万年前)から鳥類と近縁の小型恐竜の新種化石を発掘した。鳥のように前脚で頭を抱え、体を丸めた姿勢で化石になっていた。鳥類は恐竜から進化したとされるが、研究チームは「体を丸めるという鳥類の行動は、恐竜の段階から始まっていたことが分かった」としている。14日付の英科学誌「ネイチャー」に発表した。
見つかったのは小型肉食恐竜「トロオドン類」の新種で全長53センチ。まだ成長過程だったらしい。中国語で「ぐっすり眠る竜」と名付けられた。
化石は、後ろ脚を折りたたんで体の下に入れ、左右の前脚は胴体に沿わせていた。首を大きく後ろに曲げ、頭は左前脚と胴の間に置かれていた。
鳥の寝る時や休む時の姿にそっくりで、骨格に傷や乱れがないことから、死んだ時の姿勢がそのまま残ったとみられる。
鳥が体を丸めるのは体温の低下を防ぐためで、この恐竜も体温の低下防止が必要な恒温動物だった可能性が高いという。【永山悦子】
真鍋真・国立科学博物館主任研究員の話 トロオドン類の中で最も原始的で、鳥と恐竜の分岐点に近い種と考えられる。原始的な種ほど鳥類に近い特徴を持っていることは興味深い。
(毎日新聞) - 10月14日2時2分更新