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中国・揚子江流域に建設されている三峽ダムと中国東部地域の急速な工業団地建設などで汚染物質が流れ込み、西海が死海になる恐れがあるという指摘が提起された。
09年、三峽ダムが竣工すれば揚子江から淡水の流入が減り、西海の塩分濃度が増加するなど生態系の変化がもたらされるほか、 渤海湾、河北省、山東?、 長江工業地域など中国東部地域の急速な工業化に伴なう汚染物質の流入で、西海が生態系変化のよる災いに直面する可能性があるというのだ。
国会・農林海洋水産委員会所属のハンナラ党の?炯?(キム・ヒョンオ)議員は、10日の国政監査政策資料を通じて「三峽ダムが完成すれば、昭陽(ソヤン)ダムの13倍もある人口湖ができる。これによって西海に流入される淡水の量が10%ほど減り、西海地域の塩分濃度が高くなり生態系の環境災いが懸念される」と指摘した。
金議員は「台湾国立中山大学によるシミュレーションの結果、揚子江の水が10%減ると、有機物質が9%減少し塩分濃度が20%高くなり、魚の成長と孵化に致命的な問題を起こす」という資料も示した。
金議員はこれとともに「03年から三峽ダムの貯水が始まり、早くも済州島西南海岸の低塩流層が従来の40メートルから20メートルに減るなど、淡水の流入が減っているという政府側の報告があった」とし、「その上、中国の急速な工業化で西海に流れ込む汚染物質が急増すると、上昇作用を引き起こし、西海は遅かれ早かれ死海になる」と述べた。
中国の国家環境保護総局がまとめた資料によると、主な河川で03年に海に流れ込んだ汚染物質は、計619トンもあった。
国立水産科学院の最近の研究結果でも、三峽ダムの第1段階竣工前の02年8月と竣工後の昨年8月における東中国海の環境変化が激しいことが分かった。
塩分の濃度は28.015パーミル(1000分の1)から29.145パーミルに、平均海水温度は27.5度から27.85度に上がったが、植物性フランクトンの栄養分である浮遊物質は竣工前、表面層で平均1リットル当り11.850ミリグラムが検出されたが、竣工後は同3.095ミリグラムとなり、4分の1程度に急減した。海が死んでいくことが証明された。
これについて海洋水産部の金春善(キム・チュンソン)海洋政策局長は、「三峽ダムに流れ込む揚子江の水が減ると、生態学的な環境に影響を及ぼすということには同意するが、揚子江の水が10%減るという主張は客観的に証明されていない」とし、「現在、三峽ダムの波及効果を見極めるために国立水産研究科学院と釜山大学に研究を依頼した」と語った。 三峽ダムは94年12月に着工している。
ユン・ジョンホ記者 jhyoon@chosun.com
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/10/10/20041010000043.html