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8日の新華社(電子版)などによると、中国社会科学院考古研究所は、河南省新密市の新砦遺跡で、中国最初の王朝、夏(紀元前2070〜同1600年ごろ)の早期の都とみられる約4000年前の大型都市遺跡を確認した。夏王朝の始祖、禹(う)の子、啓(けい)の都の可能性が非常に高いという。
7月に河南省偃師市の二里頭遺跡で、少なくとも3600年前のものとみられる夏王朝の大型古代都市跡を確認したが、今回の発見はそれを約400年さかのぼる中国最古の都市遺跡。夏文化の遺跡では見つかっていなかった城壁跡も初めて確認された。
都市遺跡は面積約100万平方メートルで、防御用の城壁と堀が三重に巡らされた跡や、祖先を祭る宗廟(しゅうびょう)とみられる大型建築物、骨器加工の作業場跡のほか、精巧なつくりの遺物も多数出土し、都の特徴を備えている。
放射性炭素年代測定法により、新砦遺跡にあった都市の建設開始が、夏王朝早期に当たる4000年から3900年前と分かったほか、古代文献に記された啓の居所付近の地形に現場が似ていることから啓の都と推定した。
発掘を担当した同研究所の趙春青研究員は「発掘成果は、中国の国家の起源を探る上で重大な意義を持つ」と話している。(上海・共同)
毎日新聞 2004年10月9日 1時29分