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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041004-00000016-maip-int
日本のNGO「日本国際ボランティアセンター」(JVC)がプノンペンに設立した自動車修理の技術学校・工場が、郊外への移転を迫られ、存亡の危機に立たされている。修理技術を身につけたカンボジア人による自立を実現した施設だが、敷地が一帯の開発計画に組み込まれた。移転候補地は中心部からはずれた沼地で、利用者の大幅減が予想され、自立は困難となる。【プノンペンで藤田悟】
同校は、内戦中の1986年に設立された。日本のNGOによるカンボジア支援の先駆け的な施設だ。若者に自動車の整備・修理技術を指導し、修理工場もある。
4年前には、自動車修理の収入で施設の運営が可能になり、カンボジア人だけによる自立を実現した。NGOの支援施設が自立につながったモデル的なケースという。
現在は卒業生ら39人が働いて工場を運営し、約110人の若者が無料で訓練を受けている。
敷地1ヘクタールは国有地で、政府から無償提供されている。それが今年2月、周辺の土地を政府から借りて市場や駐車場の建設を進める事業家が、会議場用地にあてたいと、同校に移転を要求。代替地として、約6キロ北東の郊外の土地を示してきた。事業家は政府高官と親しい人物といい、政府からも移転要請があった。
しかし、代替地では、修理客が減って大幅な収入低下は必至だ。沼を埋めた土地なので、浸水や地盤沈下の恐れもある。昨年末には約4万ドル(約450万円)の日本のODA(政府開発援助)で新校舎が建てられるなどしたばかりで、移転すれば取り壊しになる。
JVCは日本大使館に協力を要請しているが、大使館は「内政に干渉できない」との姿勢で、積極的な働きかけはしてくれないという。
JVCプノンペン事務所の米倉雪子代表は「日本人の善意が実った貴重な施設なので、何とか存続させてほしい。移転すればODAによる校舎も無駄になり、援助の意味が問われる」と話す。
在カンボジア日本大使館は「基本的には当事者同士の話し合いだが、大使館としても話し合いの席に同席するなど、側面援助はしている」としている。
(毎日新聞) - 10月4日17時36分更新
参照:サンタピエップ技術学校、ミタピエップ技術学校 - 活動詳細[JVC]
http://www1.jca.apc.org/jvc/jp/projects/cambodia/prj01detail01.html