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韓国の高校生の半数が、大韓民国の歴史を否定的な見方で記述した歴史教科書で学んでいることが明らかになった。一部の左派傾向の学者が主張してきた内容を、高校生が学ぶ教科書に、そのまま記述しているためである。
問題の教科書は、日帝下での独立運動から光復軍(1940年9月17日、中国の重慶で結成された抗日独立軍)に関する説明は1ページに過ぎない半面、左派系列の満洲独立運動は3ページにわたって詳しく説明している。南北分断の責任も米国にあるかのように記述している。北朝鮮に進駐したソ連軍の行動と役割に関する記述とは対照的だ。
それだけではない。韓国戦争と関連した故金日成(キム・イルソン)主席を批判する内容はないに等しい。この歴史教科書の左派偏向は、韓国のセマウル運動は「朴正煕(パク・チョンヒ)政権が大衆の支持を基盤に、権力維持を正当化するために利用した手段」であったとし、北朝鮮の千里馬運動は「社会主義経済の建設に大きな役割を果たした」と評価していることからも端的にわかる。
歴史を見る視点は多様であるべきだ。しかし、成長期の世代に教える歴史は、普遍性やバランス感覚を失ってはならない。歴史を見る目が確立される前の段階にある生徒たちに史実よりは歴史観、しかも理念的にバランスを失った偏向的な歴史観を植え付けるべきではない。
このような原則は、共産主義国家を除く世界中の国の教科書編修と採択においての常識である。われわれが日本の歴史教科書歪曲を批判するのも、日本の極右勢力の歴史教科書編纂と採択が、このような共通の原則から外れているからだ。
韓国の現代史を理解する上で、今の南北分断と理念的対立から自由になるのも無理である。韓国と北朝鮮のどちらに民族的伝統性を与えるか、という問題は、これからわれわれが責任を負うべき統一に対する認識にも、直接的に影響を与えるだろう。
全国教職員労働組合を中心に活動する教師らは、従来の歴史教育と北朝鮮に対する教科内容は冷戦時代の産物だとし非難してきた。
そのような認識の結果が、大韓民国を否定し、北朝鮮体制に偏った教育内容の形で現われたとしたら、これは歴史に反する政治教育であり、思想改造作業に過ぎない。歴史教育を生徒の頭の中に左派傾向の理念を植え込む政治闘争、理念闘争の道具にするのは容認できない。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/10/04/20041004000093.html