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(回答先: Re: 韓国では血統書つきの犬も食ってるぞ! 投稿者 ぷるすうるとら 日時 2004 年 9 月 27 日 18:48:10)
★日本にもかつて犬食文化がありました。
私の幼年時代(1960年代前半)故郷の佐賀県では、老人たちがよく罠を仕掛けて犬を捕らえて食しておりました。彼等は集まると「今度は良い赤犬が取れた」等と話していたものです。
「ウィキペディア」の「犬食文化」の項を見ますと、犬食の習慣は東アジア一帯に広く存在したようです。またドイツ・スイスの山間部では現在でもその習慣が残存しているという事でです。
おそらくかつては全世界的に食されていたのではないでしょうか。(シジミ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8A%AC%E8%82%89%E6%96%99%E7%90%86
犬食文化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア (Wikipedia)』
(犬肉料理 から転送)
犬食文化とは食用として犬を飼育してその肉を食する習慣、及び犬肉料理の文化の事である。
犬肉料理は韓国料理のポシンタンなどが有名だが、犬食の歴史は古く、かっては中国大陸をはじめ広く食されていた。
中国
中国の新石器時代の遺跡から犬の骨が大量に出土する。これは犬を食用として大量に飼育していたためである。黄河流域にも長江流域にも存在した。古代中国で犬肉を食べていた事実は「羊頭を掲げて狗肉を売る」ということわざの意味を考えれば十分だろう。
だが狩猟をする北方民族は犬を狩猟犬として飼っており、北方民族は犬肉を食べない。狩猟犬は家族同様だったからだろう。現在の西洋の犬食いに対する嫌悪感は北方民族と同じルーツがある。
中国では五胡十六国時代に鮮卑などの北方遊牧民族が華北を支配したために犬食に対する嫌悪感が広まった。北方民族が入らなかった南朝でも5世紀頃から犬を愛玩用として飼う風習が広まり、特に上流階級はペルシャ犬を愛好した。このため南朝でも犬食を卑しいとする考えが広まり、時代が下がるにつれて犬食の風習は廃れていった。しかし現在でも広東省などでは犬食の風習が残っており、ベトナムでも犬肉は食用とされる。なお台湾及び香港では犬肉の流通は禁止されている。
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韓国
韓国でも狗肉は新石器時代から食用とされており、中国のように中断してしまうことがなかった。これは韓国が北方民族の直接支配を受けたことが少ないからだろう。韓国では庭先などで人糞を食べさせて育てた犬肉を最高級とする風習があり、贈答用にまで使われた。これをトンケという。トンは糞、ケは犬の意味である。子供などが庭先で糞をすると綺麗に尻の穴まで舐めてくれたという。
1988年のソウルオリンピックの時に犬食いを野蛮とする西洋の批判を避けるために犬肉店は大通りから遠ざけられたが、現在でも犬肉は滋養強壮、精力増強、美容に良いとして専門店で食されている。
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日本
古代の日本でも犬食の風習はあった。縄文時代には犬は狩猟犬として飼育され丁重に埋葬されていたが、弥生時代になると突然解体して遺棄された骨格として出土するようになり、日本で犬食文化が一般化したのは弥生時代からと考えられる。古代の日本には食用の犬を専門に飼育する氏族が居た。犬飼部、犬養氏である。
また信濃国筑摩郡辛犬(からいぬ)郷は現在の長野県松本市の地だが、ここに辛犬甘(からのいぬかい)という渡来系の氏族がいたことも判明している。この氏族は後に犬甘(いぬかい)氏という豪族に発展し、松本市に犬甘城を築いた。また長野県浅間温泉は別名、犬飼の湯とも言われる。
残念ながら日本では奈良時代に国家仏教が採用され、肉食全般が禁止されたために文献上は犬食の風習も廃れてしまったと考えられていた。民衆の食文化としては残っていたという見方もあり、江戸時代に生類憐みの令が出されたのも浮浪者などが江戸市中でも野良犬を取って食べていたからだという説もあった。
しかし、江戸時代の武家屋敷の発掘が盛んに行われ近世考古学の研究が進展するとともに犬を食用にしたとしか考えられない切断され煮込まれた犬の骨格が大量に出土する事例が報告され、裏では下層民に留まらない広い層にこっそり食用にされていた可能性が有力視されつつある。本来の犬食は食用として飼育されたものを食するもので、野良犬を食べるというのは逸脱的とする見方もあるが、日本を含めアジアでは広く集落や都市内で半飼育、半野良的に犬の群が人間社会と共存関係にあり、廃棄物処理、よそ者の侵入の警告の役割を担っている状態がかつては普遍的に見られた。こうした犬群の一部が適宜食用とされたのであろう。
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ヨーロッパ
スイスやドイツの山間部では、犬肉を食べる風習が存在している。スイス国内での犬肉の流通は禁止されているが消費する事自体は黙認されている。犬を食べる場合は、犬を買い、それを肉屋で処理して調理してから食べる。レストランなどの料理として出てくる場合もある。ドイツにもかつては犬肉屋が存在したが1986年以降は流通が全面禁止になっている。食用から医薬用まで様々な用途で利用されていた。
フランスでは、食用されるものでは無いが飢饉時にやむなく食べられている記録が残っている。特に普仏戦争時のパリ包囲の際には犬や猫を食べて飢えをしのいでいた。しかしながら常食するものでは無いと言う認識が強く、当時でも味は保証されたものではないと考えられていた。
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参考文献
張競「中華料理の文化史」ちくま新書、1997年
鄭銀淑「馬を食べる日本人、犬を食べる韓国人」ふたばらいふ新書、2002年
ロミ 「悪食大全」作品社、1995年
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外部リンク
韓国の補身湯料理 (http://www.konest.com/culture/foodstory/dictionary/no592.htm)
Vietnam's Dog Meat Tradition (http://news.bbc.co.uk/2/hi/asia-pacific/1735647.stm)(英語)
「ほえる犬は噛まない」 (http://www.hoeruinu.com/)(犬食をモチーフとする韓国のサスペンス・コメディ映画、2000年)
"http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8A%AC%E9%A3%9F%E6%96%87%E5%8C%96" より作成
カテゴリ: 韓国の食文化