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12/07 18:18 イラン、鉄道網本格整備へ 日本企業も事業参入
日本の約四・四倍の広大な国土を持つイランで、鉄道網の本格整
備が急ピッチで進んでいる。政府は来年からの第四次五カ年計画で
、総額千六百億ドル(約十六兆四千億円)を投じて鉄道網の総延長
を一気に倍増し、計約一万四千キロとする目標を設定。首都テヘラ
ン、イスファハンなど主要七都市では地下鉄や路面電車、小型の近
郊列車の導入計画が相次ぎ、日本の商社も契約受注に乗り出してい
る。
イラン国内の旅客輸送は航空機やバスなどが主流。しかし、昨年
度の交通事故死者数が全国で約二万六千人に達したほか、テヘラン
などでは渋滞や排ガスによる大気汚染も深刻化。道路交通対策に頭
を痛める当局は、鉄道網の拡充に目を向けるようになった。
当初は外国企業に鉄道車両やシステムを発注するが、順次技術移
転を進めることで自国生産に移行する青写真も描いている。
テヘランと周囲二百キロ以内の衛星都市を結ぶ近郊列車整備計画
では、丸紅と韓国の車両メーカー「ロテム」の企業連合が車両百二
十両を受注。十一月一日に調印式が行われた。
国営旅客鉄道会社「ラジャ」のアガイ社長は式典で「今後五年間
で客車二千三百両以上を購入し、年間三千六百万人の輸送能力を確
保する」と今後の積極的な事業計画を表明した。社長によると、航
空運賃は一般市民には割高で、鉄道利用者の潜在的な需要は年間八
千万人に上るという。
現地法人の丸紅イランの野田修(のだ・おさむ)社長は「日本の
鉄道技術に対するイランの関心は高く、日本企業の参入が期待され
ている」と話している。(テヘラン共同=宇田川謙)
20041207 1818
[2004-12-07-18:18]