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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041202-00000150-mai-soci
【シドニー田中洋之】オーストラリアのタスマニアとニュージーランド北部の海岸でクジラやイルカの集団座礁が相次ぎ、その原因をめぐって憶測を呼んでいる。
タスマニア北部のキング島で先月28日、ゴンドウクジラ72頭とバンドウイルカ25頭が砂浜に打ち上げられて死んだほか、翌29日にかけてタスマニア東部のマリア島で43頭(うち19頭死亡)、ニュージーランド北島のコロマンデル半島で73頭(うち53頭死亡)が座礁した。一帯は鯨類が多く生息しており、豪州では年間100〜150頭が座礁しているが、2日間にこれだけ多数が確認されるのは極めて珍しい。
原因について、シドニーにある国際動物福祉基金(本部・米国)のアジア太平洋事務所は、タスマニア沖で行われている海底の石油・ガス資源を調べる探査船から発せられる音波が鯨類の行動に影響を与えた可能性を挙げる。このほか、地磁気の変化で方向感覚が狂った▽天敵のサメやシャチに追われた▽エサのサバやイカが移動するのにつられた▽南極海で潜水艦探知などに使用されている軍事用ソナーの影響――などが指摘されているが、どれも決定的でない。また3カ所での座礁に関連があるのかどうかも分っていない。
豪州やニュージーランドは反捕鯨国だけにクジラへの関心は強く、テレビや新聞は集団座礁について連日大きく報じている。
地元の専門家は死んだクジラを解剖して調査に当たっているほか、相次ぐ集団座礁を重視した豪州政府は原因究明のためにデータベースを作成することを決めた。
(毎日新聞) - 12月3日0時11分更新