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http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20041130it05.htm
【ワシントン=笹沢教一】うそをついている時の方が、本当のことを話している時より多くの脳の部分を使用していることが、米テンプル大医学部などの研究でわかった。
うそをついている時に活性化している脳の部分の中には、行動の動機付けや感情に伴う変化を支配している重要部分が含まれ、うそをつくという人間の特徴的な行動の謎を解く重要な成果として注目される。29日にシカゴで開かれた北米放射線学会で発表された。
研究チームは、模造銃を撃たせた上で「撃っていない」とうそをつくようあらかじめ指示された6人の被験者と、ありのままを話した3人の脳を、機能的MRI(磁気共鳴画像)装置で断層撮影。
その結果、うそをついている時には、脳の前頭葉の内側にある、怒りや恐れなどのどきどき感のような感情に伴う生理変化に関係する特殊な皮質が活性化。本当のことを話している人は、別の内側部分や前頭葉、側頭葉が活性化していた。活性化した部分の数は、うそつき時に7か所、本当のことを話した時で4か所だった。うそをつく方が反応の伝達が繊細で複雑な脳の経路をたどっているという。米国では、テロリスト対策で、訓練次第で結果を欺くことができる旧来のうそ発見器(ポリグラフ)に取って代わる新しいうそ発見技術の開発に力が注がれている。
(2004/11/30/13:58 読売新聞 無断転載禁止)