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西武鉄道株の買い戻し担当者が急死したコクド
西武鉄道グループの中核会社「コクド」の総務部次長、木内保氏(54)が今月19日に急死していたことが26日、分かった。木内氏は、コクドが取引先企業に大量に売却した西武鉄道株の相次ぐ買い戻し請求などに対応する立場にあり、株の売却問題などで証券取引等監視委員会の事情聴取を受けるなど、心労が重なっていたという。西武鉄道が上場廃止になるなどグループの再建をめぐり、堤王国に依然激震が続くなか、初の「犠牲者」を出す事態となった。
【メール】
「コクドの株式担当の次長が、心不全で死去。24日が通夜で、25日が告別式」
24日夕、1本のメールが衝撃を伴って金融関係者の間を駆け巡った。複数の金融関係者がそれぞれ事実確認に走ったが、「『自殺か?』の問いに(コクド側から)明確な否定はなかった」(大手金融関係者)という。
関係者によると、木内氏は19日に急死し、24日に死亡届を提出。同日、埼玉県所沢市の葬祭会場「小手指会館」で通夜、翌25日に告別式がしめやかに執り行われた。
「19日に死去し、届け出が24日というのは不自然。自殺かどうかは不明だが、変死であることは間違いない」(同)との見方が根強い。
【無念…】
木内氏を知る金融関係者が思わず声を詰まらす。
「今回の西武鉄道株売却をめぐる問題の担当者として、取引先の事業会社や証券会社への対応に当たっていた。グループとして株を押しつけた相手に買い戻しを迫られ、大変だったようです。西武問題で“戦死”したともいえるのではないでしょうか。(木内さんも)さぞかし無念だったでしょうに…」
コクド関係者によると、木内氏はコクドの役員らの持ち株会「国友会」など株式関係の事務も担当していたという。
10月に西武鉄道による有価証券報告書の虚偽(過小)記載問題が発覚して以降、コクドから西武鉄道株を購入した取引先からの買い戻し請求に対応していた。
最近は株の売却問題などをめぐるインサイダー(内部者)取引関連で、証券監視委の事情聴取を受けていたという。
コクド広報室は木内氏の急死について、「心不全のため死亡した。自殺かどうかを含め、それ以上は申し上げられない」としている。
【40社が請求】
コクド側は木内さんの告別式が行われた25日、西武鉄道株の売却先の70社弱(売却総額650億円)のうち40社から総額470億円の買い戻し請求を受けていることを明らかにした。
買い戻し請求した40社の中には、個人やグループ内企業も含まれるという。コクド側は「誠意を持って対応したい」とし、グループ経営改革委員会(諸井虔委員長)で議論するという。
西武鉄道の株価は売却当時と比べて3分の1以下に下落しており、請求企業はさらに増えそうな勢いである。
また、経営実態がベールに包まれていたコクドは初めて、正確な株主構成を公表したが、前会長で超ワンマン経営者だった堤義明氏(70)と社員持ち株会がそれぞれ36%を保有する筆頭株主になっている。
ZAKZAK 2004/11/26
http://www.zakzak.co.jp/top/2004_11/t2004112601.html