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(回答先: 今や朝鮮半島有事は新段階に達した 投稿者 PONO 日時 2004 年 9 月 08 日 10:08:57)
成長を続ける中国と言う報道とは裏腹に、実際には經濟の過熱による弊害が露呈してきており、中国政府もバブル崩壊をソフトランディングさせるべく、今年5月はじめから引き締め政策を続けています。
しかし一方では吉林、遼寧、黒龍江という東北三省にトヨタとの合弁会社を作るなどしててこ入れして、凋落した工業地帯の復興を図っているようでもあります。かつての満州の産業基盤を利用して毛沢東時代にはこの地域は中国の工業の基盤でした。特に大慶油田はその象徴であったのですが、揮発分が少なく豆腐の如く重質な原油は敬遠され、採掘設備も古くて使用できない物が多くなっていると聞きます。
東北三省においては失業率も20%近いとも言われ、労働争議が暴動に発展しており頻発しています。そして住民の反北京政府という感情はかなり強い。おそらく中国としては北朝鮮崩壊ということは東北三省というものの不安定化を招く恐ろしい事態であるゆえに、むしろ北朝鮮の指導者を挿げ替えて自分のペースで操らねば怖くて仕方ないと思われます。
中国の国営銀行はすでに倒産のレベルに達しているとの分析が数多くなされています。中国人の一般貯蓄率は25%以上とのこと。貯蓄をしている人々の多くは夫婦と子供一人、世帯の月収は共稼ぎで¥60000といったところでしょうか。これが中国の中産階級であろうが、それにしても中産階級の層が薄く、貧富の差が広がりすぎて銀行が倒れた場合には相当な混乱が予想されます。既に北京大学卒業生の10%以上は就職先が無く、敢えて留年する学生も少なくない。当然市井の失業者もかなり増えています。もう経済成長の鈍化は目に見えてきています。
日本では経験済みでありますが、バブル経済というものは物価の急上昇を招くので、サラリーマン世帯においては収入は物価上昇に追いつかず苦労する。バブルで巧く儲けてもさらなる欲望で再投資したりするのでバブル崩壊時にしっぱいしたりする。バブルで勝ち逃げできる人は本当に少ない。
中国のバブルが弾けるときは今のレベルの暴動の頻発では済まない。暴徒が革命と言った組織だった行動を起こすかどうかは疑問ですが、先進国の外交機関が在中国の民間人に「退避勧告」をだすくらいに中国の治安が悪くなることは予想できます。そうなった場合には中国共産党は不満を他に逸らすために台湾侵攻等を企てる危険性が高まります。反日政策程度のガス抜きでは収まるはずがない。
2008年にオリンピックを控える中国共産党政府は、この国民の国威発揚の機会まで何とか国民の経済成長鈍化の不満を抑えたい。そうした背景で人民解放軍が北朝鮮を占領することも視野に入れていてもおかしくはありません。ただし日本まで射程に納めた北朝鮮のミサイルは当然中国も攻撃できるし、核兵器も脅威です。やはり中国は金正日を内部崩壊させて、その次にできた中国の傀儡政権に人民解放軍の援助を仰がせて侵攻するでしょう。そのために工作員を送り込んでタイミングを待っているようにも思えます。