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4日午前2時半ごろ、芸予諸島の大崎上島(広島県大崎上島町東野)の防波堤(高さ約1メートル)に、大分県津久見市の西瀧海運の貨物船「新常豊丸」(浜田真寿雄船長、498トン)が突っ込んだ。船はそのまま陸地に乗り上げ、船首部が防波堤内側にある無職、安部春男さん(76)方に衝突。この事故で安部さん方と隣の空き家1軒が全壊、別の民家1軒の一部が壊れた。安部さんは肩などに軽傷。他の住民や船の乗組員6人にけがはなかった。
呉海上保安部などによると、防波堤から民家までは約3メートル。同部は浜田船長が居眠りして操船を誤ったとみて、業務上過失致傷容疑で調べる方針。事故で油の流出などはなかった。船は鉄くず1600トンを積んで3日深夜に広島県福山市を出港し、山口県周南市に向かって航行中だった。
安部さん方は、防波堤破壊時に地面が持ち上がった衝撃も受けて全壊したという。当時、安部さんは1階で就寝中。「ゴトーンと衝突の音がして、直後に2階が落ちてきた。何が起きたか、全くわからなかった。海側の部屋で寝ていたので助かったが、もし家がひしゃげた反対側で寝ていたら、どうなっていたかわからない」と、ぼう然とした表情だった。
現場は、広島市の東50キロの同県竹原市沖に浮かぶ大崎上島の北東部で、民家が建ち並ぶ地区。【牧正、牧野宏美、田中博子】
毎日新聞 2004年9月4日 11時08分
コメント:怪我をされた方々の早い回復を願っています。
このニュースには写真付きですが、498トンの貨物船は家よりはるかにでかい。大型トラックが民家に突っ込んで家を壊すという事故は年中起こっていますが、船であればシャレにならない被害となります。
考えてみれば、1000トンクラスの船は全長は100mくらいあってそこいたへんの10階建てビルより容積もでかいわけです。10万トンタンカーなんかは300mくらいあります。そんな「巨大構造物」が建物にぶつかるとは恐ろしい。
今回は操舵士のミスではありますが、津波や高潮で市街地に船が押し流されるという事態は十分考えられます。先日仕事で大井埠頭に出かけましたが、海面から岸壁までの高さは1m弱くらいしかないのです。つまり1mの波が来れば岸壁が波に洗われます。防波堤があれども、1m以上の波が来る事態は十分起こりうる。考えてみれば怖いものです。