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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040903-00000006-mai-soci
約600万年前にいた人類の祖先の猿人は、すでに二足歩行していたことがコンピューター断層撮影(CT)による骨の化石の分析で判明したと、米仏の共同研究チームが3日付の米科学誌「サイエンス」に発表した。これまで確実に二足歩行をしていたと考えられているのは約400万年前の猿人で、人類の最大の特徴である二足歩行の歴史が一気に200万年もさかのぼることになり、人類史研究に大きな影響を及ぼしそうだ。
600万年前の猿人は「オロリン・ツゲネンシス」と呼ばれ、2000年にケニア北西部で化石が発掘された。大たい骨がほぼ無傷で残っており、発掘当時から、外見的な特徴に基づき「二足歩行していたのではないか」と推定されていた。
研究グループは、股関節につながる大たい骨のくびれた部分の内部構造をCTで詳しく調べた。その結果、骨の表層部が上側だけ薄くなっていることが分かった。これは樹上生活するチンパンジーなどとは異なり、直立二足歩行する人類と同じ構造だった。骨のほかの部分の形状も、類人猿よりは人類に近かった。
研究グループは「分析結果は二足歩行の直接証拠を示している」と述べている。
これまで、二足歩行が確実とされる最古の猿人は約400万年前にアフリカにいた「アウストラロピテクス・アナメンシス」だった。約600万年前は人類と類人猿が分岐した初期の時期と考えられている。
国立科学博物館の馬場悠男・人類研究部長は「最近、500万〜700万年前の猿人の化石発見が相次いでいるが、これほど具体的に二足歩行の証拠を示したものはなかった。人類とチンパンジーがいつ分岐したかを知る手がかりになる」と話している。【西川拓】
(毎日新聞) - 9月3日3時8分更新
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