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《 明治七年の「日の丸」 》
明治七年に出た政府のPR本、「開化問答」の一節。
〈 出典:「明治秘史・不敬罪“天皇ごっこ”」、石堂秀夫著、三一書房刊 〉
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改暦以来は五節句、盆などという大切なる物日(ものび)を廃し、天長節、紀元節などという訳もわからぬ日を祝うことでござる。四月八日はお釈迦の誕生日、盆の十六日は地獄の釜のふたのあく日というは、犬打つ童も知りております。
紀元節や天長節の由来は、この旧平の如き牛鍋を食う老爺というとも知りません。かかる世間の人の心にもなき日を祝せんとて、政府より強いて赤丸を売る看板のごとき幟(のぼり)や堤燈(ちょうちん)をださするのは、なお聞えぬ理屈でござる。
元来、祝日は世間の人の祝う了見が寄り合いて祝う日なれば、世間の人の祝う料簡もなき日を、強いて祝わしむるはもっとも無理なることと心得ます。
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「日の丸」は【赤丸を売る看板の如き幟(のぼり)】だったんですね。今では、これを嫌うと「非国民」や「亡国の民」と言う言葉さえ飛び出しかねませんが。御先祖様にしてみれば、【赤丸を売る看板の如き幟(のぼり)】を振り回して喜んでいる子孫どもは、「日の本の民」だと認めたくないでしょうね。