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http://www.asahi.com/science/update/0821/001.html
日本人選手の金メダルラッシュが続くアテネ五輪。注目のマラソンなど陸上長距離選手の持久力に関係しそうな遺伝子のタイプを、名古屋大総合保健体育科学センターの押田芳治教授らが見つけた。女子ではトップレベルの長距離選手の半数はこのタイプだった。一流選手の素質を見分けるカギになるかもしれない。
日本の実業団や大学の陸上部に所属する182人のアスリートを対象に、本人の承諾を得て血液やほおの粘膜細胞を採取して、筋肉を動かすエネルギー物質を体内で合成する遺伝子を調べた。
するとこの遺伝子には、長時間運動してもエネルギー物質の供給量が落ちにくい「持久型」と、これに比べると供給が長続きしない「非持久型」の二つのタイプがあった。
国内大会で上位に入るトップレベルの長距離選手(31人)では約20%が「持久型」だった。女子長距離選手に限ると半数が「持久型」だった。
一方、平凡な長距離選手(108人)の場合、「持久型」は9%だけだった。また、優秀な短距離選手(12人)でも「持久型」はいなかった。タイプの差が持久力を引き出す素質に差を生み、競技成績につながっている可能性があるという。
押田教授は「遺伝的特性に応じて素質を見極め、競技種目を選んだり、効果的にトレーニングをできるようになったりすれば、大幅な記録の向上も夢ではないかもしれない」と話している。
(08/21 11:35)