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★驚くべき事に、8月17日現在の米国の金メダル獲得数は僅か3個と、中国の10個はおろか日本の5個にさえ及ばない。
日刊スポーツ参照http://athens2004.nikkansports.com/medal/medal-top.html
(シジミ)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040817-00000000-san-int
佳境に入ったアテネ五輪の競技勢力図に大きな異変が起きている。スポーツでも「超大国」であるはずの米国の退潮と、中国の躍進。日本時間十七日午前零時段階で金メダル一個の米国に対し、中国は七個で獲得競争トップを走る。サッカーでは戦渦の物不足の中から出場したイラクは決勝リーグに進んだが、同国支援に貢献した日本が一次リーグ敗退。明暗をわけた。
米国退潮の象徴は、五輪四連覇を目指すバスケットボール。十五日の初戦、人口わずか三百八十八万人、米自治領であるプエルトリコに19点差をつけられて敗れた。
この競技、五輪では過去二敗しかしていなかった。東西冷戦時代に覇を競った旧ソ連に負けただけ。一九九二年バルセロナ五輪からはNBA(全米プロバスケットボール協会)の選手が出場するようになり、無敵を誇った。この敗戦は米国民に二重の衝撃を与えた。
NBA最優秀選手二度のダンカン、得点王三度のアイバーソンは代表入りしたが、マクレディやキッド、ブライアントなど大物選手が辞退した。その背景にはテロへの恐怖がある。NBAを代表する3点シューターのレイ・アレンははっきり言う。「テロに対するセキュリティーに不安を感じているから代表を降りた」
イスラム過激派の標的になるともいわれる米国勢には「腰の引けた」空気が蔓延(まんえん)しているように映る。
金メダル量産競技である競泳でも、四百メートルリレーで南アフリカ、オランダの後塵(こうじん)を拝するなど意気があがらない。加えて「国技」の野球がメキシコに敗れて予選落ち。陸上界でははびこるドーピング(禁止薬物使用)疑惑で有力選手が失格になったり、代表を外れたりと退潮ムードに拍車をかけた。
ニューヨーク・タイムズ紙のジュリエット・マクアー記者は「全米スポーツ界がドーピングでゴタゴタしている。この件が落ち着くまでは復活は難しい」と指摘した。
逆に中国は、次回二〇〇八年五輪の北京開催を控え、存在感が際立っている。北京五輪組織委員会や北京市からオブザーバーとして約五百人がアテネ入り。施設やセレモニー、競技の運営をつぶさに視察したほか、各国記者の取材基地、メーンプレスセンターにPRブースを開設。スタッフ五人を置き、四年後へのムードをあおる。
報道陣も「新華社」の八十人などIDカードを所持している記者だけで約三百七十人、スタッフ約四百人。プレスセンターの売店はレジに「●好(こんにちは)」と張り紙をして、中国だけ特別扱い。「アテネ五輪は中国にとって、北京五輪の準備の一環」(北京五輪組織委の陳平さん)だから、報道陣の数の多さも、四年後に向けて経験を積ませる狙いだ。
選手団も同様。過去最多の四百七人を送り、平均年齢は二三・三歳とシドニー五輪より〇・五歳も若い。八割が初出場で目指すは四年後だ。
メダル獲得の目標はシドニー五輪での二十八個より少なく、「楽観的に見ても二十六、七個。米国、ロシアに次ぐ第二グループの先頭」(蕭天・中国五輪委員会副会長)と控えめだが、意気込みの差か、メダル量産の勢いを感じさせる。(江目智則、水沼啓子)
●=弥の「弓」をにんべんに(産経新聞)
[8月17日3時48分更新]