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伝説の大陸、実はアイルランド? 科学者が新説発表へ
2004.08.15
Web posted at: 19:21 JST
- REUTERS
ダブリン(ロイター) 古代に繁栄し、地震と洪水で沈没したとされる幻の大陸「アトランティス」は、現在のアイルランドに当たるとの説を、スウェーデンの地理学者が主張している。来月出版する著書で、根拠などを詳しく発表するという。
アトランティスは、約1万2000年前まで大西洋上に存在したといわれる。ギリシャの哲学者プラトンの著書に理想郷として紹介されているが、伝説の由来をめぐっては今も議論が続き、真相は明らかになっていない。
スウェーデンのウルフ・エルリングソン氏によると、プラトンが描写したアトランティスの大きさや地形は、現在のアイルランドとほぼ完全に重なるという。同氏はロイターとのインタビューで、「これまでだれも思いつかなかったのが不思議なほどだ」と語った。「アイルランドは長さ約480キロ、幅約320キロで、中部の幅が最も広い。中央に平原があり、周りを山が囲んでいる地形もアトランティスと同じだ。世界50カ所の大きな島を調べたが、同様の地形はほかに1つもみられなかった」という。
エルリングソン氏によれば、アトランティスが水没したとの伝説は、紀元前6100年前後に洪水で沈没した英北東沖の浅瀬、ドッガー・バンクと混同された結果ではないかと考えられる。また、プラトンの記述に登場するアトランティスの寺院は、ダブリン北方にあるニューグレンジの古墳などに相当する可能性が高い。同氏はさらに、「プラトンがアイルランドの地理に関するデータを入手していた確率は99・98%」と推定している。
アトランティスをめぐっては、エーゲ海に実在したとする説が有力視されてきたほか、「架空の島にすぎない」との見方を示す学者もいるが、エルリングソン氏の主張は議論に新たな一石を投じることになりそうだ。