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(回答先: 一ドル札にある「ピラミッドと全能の目」について 投稿者 エンセン 日時 2004 年 8 月 08 日 15:15:05)
1ドル札には「獣の数字」が仕込まれていますけどね:『ONE』には「バランス」など存在しない
エンセンさん、石の扉の抜粋についてすこしコメントします。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4104146056/249-1448659-6562710
まずこの本の著者の加治将一氏は、メーソン研究家というよりは「借りた金は返すな」シリーズで人気の人だったんですね。
この人の他の本で、森永卓郎氏と共著になっているものがありますが。森永氏は朝日系列の情報フロントですね。
この系列の放送は六本木ヒルズから行われているわけで、加治氏がメーソンに批判的な態度は取り得ないという前提はあるかと思います。
それはさておき、第8章には「人種差別は国の差別に直結します。エジプト人などは扱いは黒人並みか、それ以下でした。そういう環境にあって、なぜピラミッドなどという、見下した国の象徴をぶつけたのか?」から始まり、「メーソンの自由、平等の思想の根底にあったのは明らかです。」に至る一説は明かなミスリードだと思いますね。
あの「眼」はエジプトの「ホルスの眼」だというのは一般的に知られた情報であり、メーソンの源流はエジプトの数秘術的神秘主義にあるのも知られた事実です。このようなエソテリックな閉鎖サークルがアメリカの一ドル札に反映されているということは言いたくないようです。
また、私の知る限りこの閉鎖サークルは原始キリスト教の一派である「コプト派:ギリシャ語のエジプト人の意」を利用しており、この原始キリスト教の流れは一般的にキリストの「単性説:モノフィジット」を信奉しており、これはキリスト自身が精霊の子ではなく「人間の子」であるという主張のもとに信仰を行う流れです。
そして、メーソン組織もまたキリスト本人よりも「ヨハネ:黙示録及び洗礼者」という音または存在をその「キリスト教信仰」の基盤に置いています。
この「反キリスト」傾向は、この閉鎖サークルのなかでは顕著であり、このために彼らは「コプト派」と「ネストリウス派」及びあらゆる「キリスト教以前の異教」を利用しており、同じ原始キリスト教の流れである「景教」を通して日本にも足場を持っていると見ています。
また、私の知る限り「コプト派」に属する著名人では、前ソ連邦共産党書記長ブレジネフ、大物フィクサーのアーマンド・ハマー、元国連事務総長ガリ、元イラク外相アジズなどがおり、コリン・パウエルもそうではないかと思っています。
このような、「エジプト人脈」が人種差別の対象になることはあり得ません。
そして、身もふたもない話ですが、
「NOVUS ORDO SECLORUM」「新しい世紀の秩序」
「ANNUIT COEPTTIS」「我々の計画に同意せよ」
これらは専制的な「呪い」の言葉という解釈のほうがマトモなのではないでしょうか(笑)。
そして、「ピラミッドの土台部分には、ローマ字で一七七六と、独立宣言の年が打たれています。」と、
これはこの文章で最も欺瞞的な部分です。
このピラミッドの礎石部分には実際にこのように書かれています。
"MDCCLXXVI"=1776
これはローマ数字に換算すると、「M」以下の「D」=500、「C」=100、「L」=50、「X」=10、「V」=5、「I」=1
となります.
500+100+100+50+10+10+5+1=776
この、重複した「C」と「X」を止めると、"MDCLXVI"となり、
M,500+100+50+10+5+1=M666
となるわけです。
「メーソン666」?、Mに関してはまたいろいろな考察がありますが、「なにかの息子」という意味が一般的ということに止めたいと思います。
すくなくとも、ここにも「ヨハネ」の言うところの「獣の数字」が隠されているわけです。
そして、先頭に掲載したピラミッドの図柄には「ダビデの星」の配置で例の「呪い」が配置されていますが、
この星の頂点にはM,A,S,O,Nという文字が当たるようにデザインされています。
これを英語表記でやったならこのようにはならないはずです。
以下抜粋とコメント
「13階位、「ロイヤルアーチ・オブ・ソロモン」の逸話」
「ですから、13階位ははじめて神の文字が明かされる重要な階位なのです。」
ここで言う「神の名」とはカバラ学でいうところの「YHVH」のことと思われます。
加治氏はメーソンがカバラを信奉していることには明言していません。
「一ドル紙幣に登場するすべての13は、13州ではなく、アメリカという新大陸に渡り、独立戦争を戦った全国民を称えて、「おまえたちはまるでロイヤルアーチのようだ」と13階位になぞられているのだとZ氏は言うのです。」
私の解釈では「ロイヤルアーチ」とは「アーク」に関係し、「専制的単一思考の枠組み」のことであり、現在では「マトリクス」という言葉に置き換えられていると見ています。
『左の丸には、ピラミッドをはじめとするフリーメーソン、そして右の丸の中にはアメリカ合衆国。二つはバランスよくあらねばならないのです』
『フリーメーソンと国民の間に『ONE』という大きな文字が印刷してありますね。この『ONE』は一ドルの一という意味だけでなく、一つと意味なのです。両者が合体して、一つの国なのだということ。』
これは、明らかに矛盾する言い回しであり、「専制支配」をひけらかしているのだなどとはZ氏も言ったら自分の命が危ないのでしょう(笑)。
以上のことだけから考えても、メーソン構成員の大半を占める人々には歓迎される内容であるとともに、「メーソン意識」の薄い日本では一般的な「教育書」として企画された本なのだろうと推測しました。資料としては面白そうではありますね。