現在地 HOME > 掲示板 > Ψ空耳の丘Ψ36 > 612.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
北朝鮮・チベット・中国人権ウォッチ−ひねくれ者の国際人権派・「M」のニュースログ
http://humanrights.blogtribe.org/
より。
■ 「アメリカ軍兵士の多くが脱走兵ジェンキンスは罪を償うべきだと感じている」(「スターズ・アンド・ストライプス」紙 04.07.22)
「アメリカ軍兵士の多くが脱走兵ジェンキンスは罪を償うべきだと感じている」(「スターズ・アンド・ストライプス」紙 04.07.22)
アメリカ軍の準機関紙的位置付けの日刊紙で、多くの米軍兵士が目を通している「スターズ・アンド・ストライプス(星条旗新聞)」という新聞にジェンキンス氏の来日に対する米軍兵士の冷ややかな受け止め方を報じた記事が載っていましたので、以下に日本語の概訳を紹介します。
ジェンキンス氏は間も無く米軍当局の司法取引に応じるとも報じられていますが、彼を取り調べる人間も、弁護する人間も、そして裁く人間もアメリカ軍の現役軍人であり、彼ら米軍の人達はジェンキンス氏のように「脱走兵」の嫌疑を掛けられた人物には冷淡な心証を抱いている可能性が高いということを、この問題を論じる際には踏まえておくべきなのではないでしょうか。
このブログでは幾度か触れていますが、私は日本のマスコミ論調に漂う「ジェンキンス氏は自分の罪を素直に認めれば彼にとって明るい未来が待っている」的空気に対しては、「事態を甘く見過ぎている」との思いを抱いています。「非国民」−戦前の日本において「国家の敵対者」とみなされた人物に対して使われた言葉ですが、現在のジェンキンス氏は正に「非国民」として米軍当局・米軍兵士・米国政府から扱われているのではないでしょうか。
「多くの米兵が脱走兵ジェンキンスは罪を償うべきだと感じている」(翻訳者:M)
Joseph Giordono スターズ・アンド・ストライプス紙(星条旗新聞)
太平洋版, 2004年7月22日(木)
ソウル− 日本と韓国のメディアが熱狂的に報じている問題、すなわち過去40年間北朝鮮で過ごした後に脱走兵としてのレッテルを貼られたアメリカ軍兵士の苦悩は太平洋の米軍兵士の間では殆ど同情されなかった。
チャールズ・ジェンキンス(64)は1965年に非武装地帯の近くのパトロール中に行方不明になった。米軍は彼が任務を放棄したとしている。アメリカにいる家族は彼は拉致され、彼を北朝鮮に留まらせるために洗脳されたという。
日曜日、病気を煩っているジェンキンスは1978年に北朝鮮に拉致された彼の日本人の妻を伴って東京にやって来た。彼の妻は2年前に日本に解放された。先週、彼女はアメリカと犯罪者引渡し条約を締結していないインドネシアでジェンキンスと再開した。アメリカの高官はジェンキンスの治療行為が済むまでは起訴を延期するものの、脱走兵として彼を告発する可能性を放棄することはないという。
彼の一家の物語は日本と韓国の夜のニュース番組では大々的に報道されたものの、 火曜日にインタビューを受けた米兵の多くは彼の名前を知らないか、もしくはこの事件に関心を示めさなかった。しかし、この物語を知っている兵士達の意見はほぼ一致している。「ジェンキンスは罪を償うべきである、たとえどれだけ月日が経ったとしても。
「幾年も経ってから後に隊列を歩くことも戻ることはできない」「私は今へ、故郷に帰りたい」アメリカ軍第8軍団所属兵士のテールズ・ミル軍曹は龍山駐屯地近くの梨泰院で買い物をしながら言う。
ミル軍曹は記者が合った在韓米軍の6人の兵士うちでこの事件を耳にしたことがあるたった1人の兵士である。
「もし軍が彼が脱走兵であることを証明することができたら、彼はいかなる処罰が与えられようとも罪に向きあうべきです。私は彼の健康が如何に害されているのかを目にするのは悲しいし、彼が過去の事を後悔していることも分かっています。しかし、例外を作るべきではあります。みな等しく扱われるべきです。」
北日本の三沢空軍基地では、航空兵達はジェンキンスに冷淡だった。
「彼は軍法会議に掛けられるべきです。彼は任務を放棄しました。これは義務の怠慢です。」ジョナサン兵長はいう。「私は彼が年寄りかと否かは気に掛けません。」
シーン・マレイ技術軍装は、ジェンキンスは説明責任を果たすべきだが、彼の年齢と健康状態を考慮して厳罰は与えられるべきではないという。
「彼は脱走兵ですから、少なくとも説明は求められると思います。いきなり任務を投げ出して、これ以上は何もしたくないと決めることはできません。」
沖縄のキャンプ・フォスターのジョン・ビランコ海兵はジェンキンスは北朝鮮についての知識を持っていることを除き、合衆国にとっては良くない人物だと感じている。
「ジェンキンスは脱走兵です。」「この男を合衆国に連れて行き、彼に質問して北朝鮮に対する知恵を深めましょう。」とビランコはいう。「もし彼が私達に協力しなければ、合衆国の刑務所に彼の残りの人生の間ずっと閉じ込めれば良い。」
日本の横田空軍基地では、幾人の兵士は事件の複雑さがどういう処分が適当であるかを決定することを困難にさせるという。
「彼はとても老いていて、罰されるには余りに身体が不自由です。」とロベルト・マーテル曹長は言った。「もし彼が本当に脱走していたのなら、彼は刑期を務めるべきです。私は彼はその為に戻り、彼はそれを受け入れるであろうと確信しています。」
「しかし、私達はまだ全ての事実を知りません。彼は拉致されたと主張する報告があります。私達が事実を知るまでに何があるかは私には分からりません。しかし、それは別にして、彼は余りに刑務所に収容されるには余りに年を老いています。彼はそこで死ぬでしょう。彼は病を患っているし、彼の子供達は彼に会えなくなるでしょう。どうするでしょう?この問題には中庸な見解というものがあるのでしょうか。」
ジェンキンスの健康の衰えが考慮されている間は、当局はこの問題を語る上で道徳上の義務を負わされた状態にあると語る人がいる。
「彼について忘れ去ることはできない。」とアルベルト・デルガド軍曹はいった。「もし彼を放っておいたら、それは前例となってしまいます。その後、どうなるでしょうか。カナダへ逃げ去った兵士も忘れ去ってしまうのでしょうか。」
三沢基地のアルフレッド・ホウ技術軍曹は少数意見の持ち主である。ホウ軍曹はジェンキンスを放っておくことが他の脱走志望者に悪いメッセージを送ってしまうことがあるにしても、彼は時効が認められるかどうか思案をあぐねているという。
「もし彼が最近逃亡したのなら、私は責任を追及すべきと言うでしょう。しかしさあ、現在の彼はいくつなのか、70歳だろ?私にとって、それは時間と税金の浪費です。もしあなたが30年間も他の国に隠れ、自ら進んで公民権も変えてしまったとしたら、誰があなたにアメリカ人としていて欲しいと思うだろうか。彼など放っておけば良いのですよ。」
(Jennifer H. SvanとVince LittleとMark Rankinはこの記事の執筆に貢献した。)
http://www.estripes.com/article.asp?section=104&article=22462&archive=true