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【北米総局】DNA(デオキシリボ核酸)の構造を解明し、1962年にノーベル医学・生理学賞を受賞したフランシス・クリック博士が米カリフォルニア州サンディエゴの病院で死去した。家族が29日明らかにした。88歳。結腸がんで闘病中だった。
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クリック博士は1916年、英国生まれ。ロンドン大、ケンブリッジ大で学び、キャベンディッシュ研究所でたんぱく質の構造を研究した。53年、「生命の設計図」と呼ばれるDNAが、なわばしごをらせん状にねじったような「二重らせん」構造であることをつきとめた。その功績で62年、共同研究者のワトソン博士らとともにノーベル医学・生理学賞を受賞した。近年はサンディエゴにあるソーク研究所に非常勤フェローとして勤務していた。
DNAの構造発見は、遺伝現象を物理的、化学的に解明する生命科学を飛躍的に発展させ、同分野で20世紀最大の発見と言われている。
毎日新聞 2004年7月30日 1時37分